CRYPT_RC2_CBC_PARAMETERS構造体 (wincrypt.h)
CRYPT_RC2_CBC_PARAMETERS構造体には、szOID_RSA_RC2CBC暗号化で使用される情報が含まれています。 CryptEncodeObject、CryptEncodeObjectEx、CryptDecodeObjectCryptDecodeObjectEx の呼び出しで使用されます。
構文
typedef struct _CRYPT_RC2_CBC_PARAMETERS {
DWORD dwVersion;
BOOL fIV;
BYTE rgbIV[8];
} CRYPT_RC2_CBC_PARAMETERS, *PCRYPT_RC2_CBC_PARAMETERS;
メンバー
dwVersion
キーの長さを指定します。 現在使用可能なキー長は、40、64、および 128 ビットです。
メモdwVersion に定義されている定数の数値は、指定したキーの長さと同じではありません。 dwVersion の現在定義されている値を次の表に示します。
値 | 意味 |
---|---|
|
40 ビット |
|
56 ビット |
|
64 ビット |
|
128 ビット |
fIV
8 バイト 初期化ベクトル (IV) を rgbIV[8] に含めるかどうかを指定するブール値。 IV が存在する場合は TRUE に 設定します。
rgbIV[8]
8 バイト 初期化ベクトル。 fIV が FALSE の場合は NULL を指定できます。 IV は、OCTET_STRINGとしてエンコードされます。
CryptEncodeObject または dwCertEncodingType パラメーターを X500_OCTET_STRING に設定した CryptEncodeObjectEx は、エンコードされたOCTET_STRINGを作成します。 ContentEncryptionAlgorithm の Parameters BLOB は、このエンコードされたOCTET_STRINGを指すよう更新されます。
メモ メッセージが復号化されると、IV パラメーターがある場合、メッセージ関数は復号化を行う前に IV で CryptSetKeyParam を呼び出します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
Header | wincrypt.h |