TTPOLYCURVE 構造体 (wingdi.h)

TTPOLYCURVE 構造体には、TrueType 文字のアウトライン内の曲線に関する情報が含まれています。

構文

typedef struct tagTTPOLYCURVE {
  WORD    wType;
  WORD    cpfx;
  POINTFX apfx[1];
} TTPOLYCURVE, *LPTTPOLYCURVE;

メンバー

wType

構造体によって記述される曲線の種類。 このメンバーには、次のいずれかの値を指定できます。

意味
TT_PRIM_LINE 曲線はポリラインです。
TT_PRIM_QSPLINE 曲線は 2 次ベジエ スプラインです。
TT_PRIM_CSPLINE 曲線は 3 次ベジエ スプラインです。

cpfx

配列内の POINTFX 構造体の数。

apfx[1]

ポリラインまたはベジエ スプラインを定義する POINTFX 構造体の配列を指定します。

注釈

アプリケーションが GetGlyphOutline 関数を呼び出すと、TrueType 文字のグリフ アウトラインが TTPOLYGONHEADER 構造体で返され、その後にグリフを記述するために必要な数の TTPOLYCURVE 構造体が返されます。 すべてのポイントは POINTFX 構造体として返され、相対移動ではなく絶対位置を表します。 TTPOLYGONHEADER 構造体の pfxStart メンバーによって指定された開始点は、輪郭線の始点です。 後続の TTPOLYCURVE 構造体には、ポリライン レコードまたはスプライン レコードのいずれかを指定できます。

ポリライン レコードは一連のポイントです。ポイント間に描画された線は、文字の輪郭を表します。 スプライン レコードは、TrueType で使用される 2 次曲線 (つまり、2 次 b スプライン) を表します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
Header wingdi.h (Windows.h を含む)

こちらもご覧ください

フォントとテキストの構造

フォントとテキストの概要

GetGlyphOutline

POINTFX

TTPOLYGONHEADER