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JOBOBJECT_NET_RATE_CONTROL_INFORMATION 構造体 (winnt.h)

ジョブのネットワーク トラフィックを制御するために使用される情報が含まれます。 この構造体は、JobObjectNetRateControlInformation 情報クラスを使用して、SetInformationJobObject 関数と QueryInformationJobObject 関数によって使用されます。

構文

typedef struct JOBOBJECT_NET_RATE_CONTROL_INFORMATION {
  DWORD64                           MaxBandwidth;
  JOB_OBJECT_NET_RATE_CONTROL_FLAGS ControlFlags;
  BYTE                              DscpTag;
} JOBOBJECT_NET_RATE_CONTROL_INFORMATION;

メンバー

MaxBandwidth

ジョブの送信ネットワーク トラフィックの最大帯域幅 (バイト単位)。

ControlFlags

ネットワーク レート制御のスケジュール ポリシーを指定する JOB_OBJECT_NET_RATE_CONTROL_FLAGS 列挙値の組み合わせ。

DscpTag

ジョブ オブジェクトのプロセスによって生成されるすべての送信ネットワーク トラフィックに対して、サービス品質 (QoS) を有効にするために [差別化されたサービス コード ポイント (DSCP)] フィールドに使用する値。 有効な範囲は、0x00から0x3Fまでです。 DSCP の詳細については、「 差別化されたサービス」を参照してください。

解説

ネットワーク トラフィックの制御は、入れ子になったジョブの階層内の 1 つのジョブでのみ設定できます。 指定した設定は、そのジョブとそのジョブの階層内の子ジョブに適用されます。 この設定は、親ジョブから階層の最上位までのジョブのチェーンには適用されません。 レート管理を設定した階層内の元のジョブの設定を変更できます。 ただし、階層内の他のジョブ (親ジョブを含む) のネットワーク レート制御の値を設定しようとすると失敗します。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 10 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2016 [デスクトップ アプリのみ]
Header winnt.h

関連項目

JOB_OBJECT_NET_RATE_CONTROL_FLAGS

QueryInformationJobObject

SetInformationJobObject