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SaferCreateLevel 関数 (winsafer.h)

SaferCreateLevel 関数は、SAFER_LEVEL_HANDLEを開きます。

構文

BOOL SaferCreateLevel(
  [in]  DWORD              dwScopeId,
  [in]  DWORD              dwLevelId,
  [in]  DWORD              OpenFlags,
  [out] SAFER_LEVEL_HANDLE *pLevelHandle,
        LPVOID             lpReserved
);

パラメーター

[in] dwScopeId

作成するレベルのスコープ。 次の表に、それぞれの値を示します。

[値] 意味
SAFER_SCOPEID_MACHINE
1
作成されたレベルのスコープは、コンピューターによって行われます。
SAFER_SCOPEID_USER
2
作成されたレベルのスコープは、ユーザーによって行われます。

[in] dwLevelId

開くハンドルのレベル。 次の表に、それぞれの値を示します。

[値] 意味
SAFER_LEVELID_CONSTRAINED
0x10000
ソフトウェアは、ユーザーのユーザー権限に関係なく、暗号化キーや資格情報などの特定のリソースにアクセスできません。
SAFER_LEVELID_DISALLOWED
0x00000
ユーザーのユーザー権限に関係なく、ソフトウェアは実行されません。
SAFER_LEVELID_FULLYTRUSTED
0x40000
ソフトウェア ユーザー権限は、ユーザーのユーザー権限によって決まります。
SAFER_LEVELID_NORMALUSER
0x20000
管理者または Power User のユーザー権限を持たないユーザーとしてプログラムを実行できるようにします。 ソフトウェアは、通常のユーザーがアクセスできるリソースにアクセスできます。
SAFER_LEVELID_UNTRUSTED
0x01000
既知のグループを開くために付与されたリソースにのみアクセスしてプログラムを実行できるようにし、 管理者Power User の特権へのアクセスをブロックし、個人に付与された権限を付与します。

[in] OpenFlags

次の値を指定できます。

意味
SAFER_LEVEL_OPEN
1

[out] pLevelHandle

返されたSAFER_LEVEL_HANDLE。 ハンドルの使用が完了したら、 SaferCloseLevel 関数を呼び出してハンドルを閉じます。

lpReserved

このパラメーターは将来使用するために予約されています。 これを NULL に設定します。

戻り値

成功した場合は 0 以外、それ以外の場合は 0 を返します。

拡張エラー情報については、 GetLastError を呼び出します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winsafer.h
Library Advapi32.lib
[DLL] Advapi32.dll
API セット ext-ms-win-advapi32-safer-l1-1-0 (Windows 8で導入)