WTSINFOEX_LEVEL1_A構造体 (wtsapi32.h)
リモート デスクトップ サービス セッションに関する拡張情報が含まれます。
構文
typedef struct _WTSINFOEX_LEVEL1_A {
ULONG SessionId;
WTS_CONNECTSTATE_CLASS SessionState;
LONG SessionFlags;
CHAR WinStationName[WINSTATIONNAME_LENGTH + 1];
CHAR UserName[USERNAME_LENGTH + 1];
CHAR DomainName[DOMAIN_LENGTH + 1];
LARGE_INTEGER LogonTime;
LARGE_INTEGER ConnectTime;
LARGE_INTEGER DisconnectTime;
LARGE_INTEGER LastInputTime;
LARGE_INTEGER CurrentTime;
DWORD IncomingBytes;
DWORD OutgoingBytes;
DWORD IncomingFrames;
DWORD OutgoingFrames;
DWORD IncomingCompressedBytes;
DWORD OutgoingCompressedBytes;
} WTSINFOEX_LEVEL1_A, *PWTSINFOEX_LEVEL1_A;
メンバー
SessionId
セッション識別子。
SessionState
リモート デスクトップ サービス セッションの接続状態を指定する WTS_CONNECTSTATE_CLASS 列挙型の値。
SessionFlags
セッションの状態。 次の値のうち 1 つ以上を指定できます。
WTS_SESSIONSTATE_UNKNOWN (4294967295 (0xFFFFFFFF))
セッションの状態が不明です。
WTS_SESSIONSTATE_LOCK (0 (0x0))
セッションがロックされています。
WTS_SESSIONSTATE_UNLOCK (1 (0x1))
セッションのロックが解除されます。
Windows Server 2008 R2 と Windows 7: コードの欠陥により、 WTS_SESSIONSTATE_LOCK フラグと WTS_SESSIONSTATE_UNLOCK フラグの使用が逆になります。 つまり、 WTS_SESSIONSTATE_LOCK はセッションのロックが解除されていることを示し、 WTS_SESSIONSTATE_UNLOCK はセッションがロックされていることを示します。
WinStationName[WINSTATIONNAME_LENGTH + 1]
セッションのウィンドウ ステーションの名前を含む null で終わる文字列。
UserName[USERNAME_LENGTH + 1]
セッションを所有するユーザーの名前を含む null で終わる文字列。
DomainName[DOMAIN_LENGTH + 1]
ユーザーが属しているドメインの名前を含む null で終わる文字列。
LogonTime
ユーザーがセッションにログオンした時刻。 この値は、1601 年 1 月 1 日の協定世界時 (グリニッジ標準時) 以降の 100 ナノ秒間隔の数を表す大きな整数として格納されます。
ConnectTime
セッションへの最新のクライアント接続の時刻。 この値は、世界協定時刻 1601 年 1 月 1 日以降の 100 ナノ秒間隔の数を表す大きな整数として格納されます。
DisconnectTime
セッションへの最新のクライアント切断時刻。 この値は、世界協定時刻 1601 年 1 月 1 日以降の 100 ナノ秒間隔の数を表す大きな整数として格納されます。
LastInputTime
セッションの最後のユーザー入力時刻。 この値は、世界協定時刻 1601 年 1 月 1 日以降の 100 ナノ秒間隔の数を表す大きな整数として格納されます。
CurrentTime
この構造体が塗りつぶされた時刻。 この値は、世界協定時刻 1601 年 1 月 1 日以降の 100 ナノ秒間隔の数を表す大きな整数として格納されます。
IncomingBytes
クライアントが接続されてからクライアントからサーバーに送信された非圧縮リモート デスクトップ プロトコル (RDP) データのバイト数。
OutgoingBytes
クライアントが接続されてからサーバーからクライアントに送信された非圧縮 RDP データのバイト数。
IncomingFrames
クライアントが接続されてからクライアントからサーバーに送信される RDP データのフレーム数。
OutgoingFrames
クライアントが接続されてからサーバーからクライアントに送信される RDP データのフレーム数。
IncomingCompressedBytes
クライアントが接続されてからクライアントからサーバーに送信された圧縮 RDP データのバイト数。
OutgoingCompressedBytes
クライアントが接続されてからサーバーからクライアントに送信された圧縮 RDP データのバイト数。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 7 |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 R2 |
Header | wtsapi32.h |