アルファ ブレンドの直線と塗りつぶし
Windows GDI+ では、色はアルファ、赤、緑、青のそれぞれ 8 ビットの 32 ビット値です。 アルファ値は、色の透明度 (色を背景色とブレンドする程度) を示します。 アルファ値は 0 - 255 の範囲です。0 は完全に透明な色を表し、255 は完全に不透明な色を表します。
アルファ ブレンドとは、ソース カラーと背景色のデータをピクセルごとにブレンドすることです。 特定のソース カラーの 3 原色それぞれ (赤、緑、青) が、次の数式に従って、背景色の各 3 原色とブレンドされます。
displayColor = sourceColor × alpha / 255 + backgroundColor × (255 – alpha) / 255
たとえば、ソース カラーの赤の要素が 150 で、背景色の赤の要素が 100 であるとします。 アルファ値が 200 の場合、生成される色の赤の要素は次のように計算されます。
150 × 200 / 255 + 100 × (255 – 200) / 255 = 139
次のトピックでは、アルファ ブレンドについて詳しく説明します。
- 不透明および半透明な直線の描画
- 不透明ブラシと半透明ブラシを使用した描画
- 合成モードを使用してアルファ ブレンドを制御する
- カラー マトリックスを使用した画像のアルファ値の設定
- 個々のピクセルのアルファ値の設定