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Windows ADK IoT Core アドオン: 内容

Windows 10 IoT Core ADK アドオンには、アプリ、ボード サポート パッケージ (BSP)、設定、ドライバー、機能を使用して、IoT Core デバイス用のイメージを作成するための OEM 固有のツールが含まれています。

このキットにより

  • IoT Core のイメージ作成プロセスが簡単かつシンプルになります。
  • 複数のイメージやイメージ バリアントの作成が簡単になります。
  • ナイトリー ビルド用の自動化のサポートが提供されます。

これらのツールを使用してイメージを構築する方法については、IoT Core 製造ガイドで説明しています。

主な XML 定義

  • パッケージ定義 (*.wm.xml): コンポーネントのパッケージを定義します
  • プロビジョニング定義 (customizations.xml): プロビジョニング設定用のソース ファイル
  • フィーチャー マニフェスト (*FM.xml): 機能構成と機能 ID を定義します
  • フィーチャー マニフェスト一覧 (*FMList.xml) : FM ファイルを列挙します
  • 製品定義 (*OEMInputFile.xml): 製品に含まれる Microsoft の機能と OEM の機能を使用して製品構成を指定します
名前 Filename.ext ADK ツール ビルド コマンド 出力
パッケージ *.wm.xml pkggen.exe New-IoTCabPackage (buildpkg) *.cab
プロビジョニング customizations.xml icd.exe New-IoTProvisioningPackage (buildppkg) *.ppkg
フィーチャー マニフェスト *FM.xml featuremerger.exe imageapp.exe - -
フィーチャー マニフェスト一覧 *FMList.xml featuremerger.exe New-IoTFIPPackage (buildfm) MergerdFM/*FM.xml、*FIP.cab
製品 *OEMInputFile.xml imageapp.exe New-IoTFFUImage (buildimage) *.ffu

コード アーキテクチャ

  • ルート フォルダー
    • IoTCorePShell.cmd: IoT Core PowerShell を起動します
    • README.md: バージョン情報、ドキュメントへのリンク
  • スクリプト
    • これには、ヘルパー PowerShell スクリプトとサンプル ビルド スクリプトが含まれています。
  • ツール
  • ワークスペース
    • IoTWorkspace.xml
      • サポートされているアーキテクチャ、セキュリティ設定などのワークスペース構成情報が含まれる XML ファイル。
    • Build
      • これは、ビルドの内容が格納される出力ディレクトリです。 開始時は空です。
    • Common/Packages
      • アーキテクチャに "依存しない"、プラットフォームに "依存しない" パッケージ
      • OEMCommonFM.xml - 共通のパッケージを列挙し、共通の機能を定義するフィーチャー マニフェスト ファイル。
    • Source-<arch>
      • パッケージ
        • アーキテクチャ "固有" の、プラットフォームに "依存しない" パッケージ
        • OEMFM.xml - arch 固有のパッケージを列挙し、arch 固有の機能を定義するフィーチャー マニフェスト ファイル。
        • OEMFMList.xml - OEM FM ファイルの列挙。
      • BSP
        • <bspname>/Packages
          • アーキテクチャ "固有"、プラットフォーム "固有" のパッケージ
          • <bspname>FM.xml - bsp パッケージを列挙し、サポートされるデバイスのレイアウトや機能を定義するフィーチャー マニフェスト
          • <bspname>FMList.xml - BSP FM ファイルの列挙。
        • <bspname>/OemInputSamples
          • bsp の使用方法を示す oeminput のサンプル ファイル、これらのファイルは Add-IoTProduct (newproduct) のテンプレートとして使用されます
      • 製品
        • アーキテクチャ固有の名前付き製品

サンプル パッケージ

サンプル パッケージは、iot-adk-addonkit で提供されます。ニーズに合っている場合は、これを参照として、またはイメージ内でそのまま使用できます。 そのようなパッケージの一部をここで紹介します。

共通パッケージ

パッケージ名 説明
Registry.Version 製品やバージョンの情報とレジストリ設定が含まれるパッケージ。
DeviceLayout.GPT4GB 4GB ドライブ搭載の UEFI ベースのデバイス用の GPT ドライブやパーティション レイアウトが含まれるパッケージ。
DeviceLayout.GPT8GB-R 回復パーティションを備えた 8GB ドライブ搭載の UEFI ベースのデバイス用の GPT ドライブやパーティション レイアウトが含まれるパッケージ。
DeviceLayout.MBR4GB 4GB ドライブ搭載の従来の BIOS ベースのデバイス用の MBR ドライブやパーティション レイアウトが含まれるパッケージ。
DeviceLayout.MBR8GB-R 回復パーティションを備えた 8GB ドライブ搭載の従来の BIOS ベースのデバイス用の MBR ドライブやパーティション レイアウトが含まれるパッケージ。

アプリケーションとサービス パッケージ

パッケージ名 説明
Appx.IoTCoreDefaultApp IoTCoreDefaultApp が含まれるフォアグラウンド アプリ パッケージ (説明を参照)。
Appx.IoTOnboardingTask IoTOnboardingTask が含まれるバックグラウンド アプリ パッケージ (説明を参照)。
AzureDM.Services Azure デバイス管理が含まれるサービス パッケージ

BSP

ボード サポート パッケージ (BSP) を作成するためのソース ファイル。

一部の BSP は、開始点として各フォルダーに含まれています。 それらのパッケージをベースに、独自の BSP を作成できます。

ドライバー パッケージ

パッケージ名 説明
Drivers.GPIO ドライバーを追加するためのサンプル パッケージ。

製品

製品構成のためのソース ファイル。 サンプル (SampleA、SampleB) を使用するか、独自に作成します。

製品 説明
SampleA Microsoft から提供される機能やアプリが備わった製品
SampleB OEM アプリと OEM ドライバーを使用する製品
SingleLangSample 英語以外の 1 つの言語のサポートが備わった製品
MultiLangSample 複数の言語をサポートが備わった製品
SecureSample セキュリティ機能を使用する製品
RecoverySample 回復メカニズムを使用する製品

IoT Core 製造ガイド

IoT Core サービス

IoT Core の機能一覧