UX コンポーネント (キャンバス以外) - MRTK3

このパッケージには、キャンバス以外の非 RectTransform コンポーネントを使用して Mixed Reality 設計言語を実装する UX コンポーネントのライブラリが含まれています。

プロジェクトにキャンバス以外のプレハブを使用する場合は、慎重に決定する必要があります。 ほとんどの場合、特に多数のエンジニアやデザイナーで大規模なアプリケーションを構築する場合、キャンバス プレハブ ライブラリのほうが、より柔軟で再利用可能かつ保守可能になります。 さらに、キャンバスベースのコンポーネントでは、ほとんどのデザイナーが使用できることが想定される最新のデザイン ツールがを提供されます。 ただし、パフォーマンスに関する考慮事項もあります。キャンバス コンポーネントの柔軟性と機能セットは、高いコストを伴う場合があります。 数百の要素を一度に表示する特に大きな UI を構築する場合は、バッチ処理と描画呼び出しの効率を向上させるために、キャンバス以外のプレハブを選択できます。

次の表は、アプリケーションに使用するコンポーネントを選択するときに考慮する必要がある一連の条件の概要を示しています。 また、ハイブリッド キャンバス UI システムの動作の詳細について、このドキュメントを参照し、対応する利点と欠点について確認してください。

条件 Canvas キャンバス以外
サイズ変更とレイアウト リアルタイムのサイズ変更、動的レイアウト、水平/垂直/グリッド レイアウト、マージン/余白、パディング、Flex % サイズ変更やレイアウトはありません。 すべてが手動で配置され、手動でサイズが設定されます。
スクロール/クリッピング スクロールとピクセル単位の正確なクリッピング (丸い角) は無料で提供されます。 スクロール機能はありません。クリッピングにはレンダラーごとの構成が必要です。
チームとプロジェクトのサイズ 再利用可能で柔軟なコンポーネントにより、大規模なチームの効率と一貫性が高まります 多数のプレハブと柔軟性のない設計/レイアウトにより、大規模なチーム全体での一貫性が困難になります
学習曲線 推奨される Unity UI の知識と経験 以前の Unity UI の経験は必要ありません
2D マウス入力 はい はい
豊富な容積測定 XR 入力 はい はい
テーマ 進行中の作業 com.microsoft.mrtk.data
ローカライズ 進行中の作業 進行中の作業
画面上の UI 要素の数 小さいレイアウトに最適 数百/数千の要素のバッチ処理パフォーマンスが向上