アプリ インストーラー ファイルを使ったインストールに関する問題のトラブルシューティング

アプリ インストーラー ファイルからアプリケーションをインストールするときに問題が発生した場合、このトピックで示されているトラブルシューティングのガイダンスが役立つことがあります。

前提条件

Windows 10 でアプリをサイドローディングできるようにするには、ユーザーのデバイスが以下の要件を満たしている必要があります。

Windows 10:

  • パッケージの署名に使う証明書がデバイスによって信頼されている必要があります。 詳しくは、後述の「信頼できる証明書」をご覧ください。
  • Windows 10 のバージョンで .appinstaller ファイル スキーマと配布プロトコルがサポートされている必要があります。

Windows 10 1909 以前:

  • デバイスで開発者モードまたはサイドローディング アプリが有効になっている必要があります。 詳しくは、「デバイスを開発用に有効にする」ご覧ください。

一般的な問題

ユーザーのコンピューターで初めてアプリケーションをサイドローディングするときにいくつかの問題がよく発生します。 以降のセクションでは、最も一般的な問題とその解決策について説明します。

Windows のバージョン

Windows 10 の各リリースでは、サイドローディング エクスペリエンスが強化されています。次の表に、各メジャー リリースで利用可能な機能を示します。 お使いのバージョンの Windows 10 でサポートされていない方法を使ってアプリをサイドローディングしようとすると、展開エラーが発生します。

バージョン サイドローディングの注意事項
ビルド 17134 (2018 年 4 月の更新プログラム バージョン 1803) .appinstaller ファイルには、UNC/共有フォルダー経由でアクセスすることができます。 構成可能な更新プログラムのチェックも使用できます。
ビルド 16299 (Fall Creators Update バージョン 1709) アプリを自動更新するため、.appinstaller ファイルが導入されました。 このバージョンでは、HTTP エンドポイントのみサポートされます。 更新プログラムのチェックは構成できません。24 時間おきに行われます。
ビルド 15063 (Creators Update バージョン 1703) アプリ インストーラー アプリは、Microsoft Store からアプリの依存関係をダウンロードできます (リリース モードでのみ)。
ビルド 14393 (Anniversary Update バージョン 1607) .appx ファイルと .appxbundle ファイルをインストールするため、アプリ インストーラー アプリが導入されました。.appinstaller ファイルはサポートされません。
ビルド 10586 (November Update バージョン 1511) サイドローディングは、PowerShell で Add-AppxPackage コマンドを使う場合のみ使用できます。
ビルド 10240 (Windows 10 バージョン 1507) サイドローディングは、PowerShell で Add-AppxPackage コマンドを使う場合のみ使用できます。

信頼できる証明書

アプリ パッケージは、デバイスで信頼されている証明書を使って署名されている必要があります。 Windows オペレーティング システムでは、一般的な証明機関から提供される証明書が既定で信頼されます。

ただし、アプリ パッケージの署名に使用する証明書が信頼されていなかったり、開発時に使用されたローカルで生成された証明書 (自己署名証明書) であったりした場合、信頼のおけるパッケージではないためにインストールできないと、アプリ インストーラーからレポートされます。

MSIX signed with missing or untrusted Cert

この問題を解決するには、デバイスに対してローカルの管理者権限を持つユーザーがコンピューター証明書ツールを使用して、次のいずれかのコンテナーに証明書をインポートする必要があります。

  1. ローカル コンピューター: 信頼されたユーザー
  2. ローカル コンピューター: 信頼されたルート証明機関 (非推奨)

重要

パッケージの署名証明書をユーザー証明書ストアにインポートすることは避けてください。 アプリ インストーラーがパッケージ ID を検証する際、ユーザー証明書は検索されません。

コンピューター証明書管理ツールは、スタート メニューから検索するとすぐに見つかります。

Find the local Computer Certificates tool via the Start Menu

署名証明書が正常にインポートされた後、アプリ インストーラーを再実行すると、パッケージが信頼され、インストールできることがわかります。

MSIX signed with a trusted Cert

依存関係はインストールされない

Windows 10 アプリケーションには、アプリの生成に使用されるアプリケーション プラットフォームに基づいてフレームワークの依存関係を設定できます。 C# や VB を使っている場合、アプリには .NET Runtime と .NET Framework パッケージが必要になります。 C++ アプリケーションには VCLibs が必要です。

重要

アプリ パッケージがリリース モード構成でビルドされた場合、フレームワークの依存関係は Microsoft Store から取得されます。 ただし、アプリがデバッグ モード構成でビルドされた場合、依存関係は .appinstaller ファイルで指定された場所から取得されます。

ファイルにアクセスできない

HTTP エンドポイントからインストールする場合、すべてのファイルに正しい MIME タイプを使ってアクセスできることを確認することが重要です。 これらのファイルを確認する最も簡単な方法として、Visual Studio によって生成された HTML ページにあるリンクに移動できます。 以下のファイルを確認する必要があります。

  • .appinstaller ファイル。application/xml として提供されます。
  • .appx および .appxbundle ファイル。application/vns.ms-appx として提供されます。

"パラメーターが正しくありません" というエラー メッセージでアプリのインストールに失敗する

現時点では、バニティ URL はサポートされません。ms-appinstaller プロトコルを使用する場合、ソース パラメーターは .appinstaller で終わる必要があります。 .appinstaller で終わるファイルにリダイレクトするかどうかは問題ではありません。 その場合も、同じように失敗します。 元の URL の末尾が .appinstaller であることを確認するのが、唯一の解決方法になります。

アプリ インストーラー アプリの問題の切り分け

アプリ インストーラーがアプリをインストールできない場合、次の手順でインストールの問題を特定できます。

アプリ パッケージ ファイルのインストールを確認する

  • アプリ パッケージ ファイルをローカル フォルダーにダウンロードし、Add-AppxPackage PowerShell コマンドを使ってインストールしてみます。

  • .appinstaller ファイルをローカル フォルダーにダウンロードし、Add-AppxPackage -Appinstaller PowerShell コマンドを使ってインストールしてみます。

アプリ インストーラー イベントのログ

アプリ デプロイ インフラストラクチャから出力されるログは多くの場合、Windows イベント ビューアー (Application and Services Logs -> Microsoft -> Windows -> AppxDeployment-Server) でインストールの問題をデバッグする際に役立ちます。