MSIX Core の問題のトラブルシューティング

この記事では、MSIX Core を使用して MSIX パッケージをインストールする際に発生する可能性のあるエラーコードとトラブルシューティングのヒントについて説明します。

エラーコード

発生する可能性のある一般的なエラーメッセージは次のとおりです。

エラーコード	説明
0x8BAD0042	これは通常、アプリの署名に使用された証明書がインストールされていないことを意味します。これを解決するには、証明書をインストールして再試行します。
0x80070032	パッケージに、MSIX Core でサポートされないコメントが含まれています。たとえば、パッケージサポートフレームワークの一部の機能はサポートされません。たとえば、インストールの最後に実行されるスクリプトを呼び出すパッケージサポートフレームワークや、false となった場合に実行するように設定されたスクリプトを呼び出すパッケージサポートフレームワーク、形式が不適切なパッケージサポートフレームワークが該当します。
0x8BAD0071	このエラーは、バンドルがインストールされようとしていることを意味します。 MSIX Core では現在、バンドルはサポートされていません。

パッケージ形式に問題がある場合は、以下のエラーが発生します。

次に、ファイルの問題に関連するエラーを示します。

パッケージの署名に使用された証明書に問題がある場合は、次のエラーが発生します。

その他、以下の問題が発生する可能性があります

エラーコード	説明
0x8BAD0011	ZipCentralDirectoryHeader
0x8BAD0012	ZipLocalFileHeader
0x8BAD0013	Zip64EOCDRecord
0x8BAD0014	Zip64EOCDLocator
0x8BAD0015	ZipEOCDRecord
0x8BAD0016	ZipHiddenData
0x8BAD0017	ZipBadExtendedData

エラーコード	説明
0x8BAD0051	BlockMapSemanticError
0x8BAD0052	BlockMapInvalidData

エラーコード	説明
0x8BAD0061	AppxManifestSemanticError
0x8BAD0082	DeflateInitialize
0x8BAD0081	DeflateWrite
0x8BAD0083	DeflateRead

その他のエラーコードについては、こちらを参照してください。

すべてのエラーコードは、MSIX Core のエラーコードのページでご覧いただけます。

Microsoft のリリースページにアクセスして msixtrace.ps1 をダウンロードしてください。これは MSIX のトレースを行う PowerShell スクリプトです。MSIX のインストールに関する問題に遭遇した場合に役立つログが生成されます。

次のコマンドを使用します。

msixtrace.ps1 -wait

スクリプトからのメッセージに従ってログを生成してください。または、次のコマンドを使用します。

msixtrace.ps1 -start

MSIX パッケージをインストールします。完了したら、次のコマンドで終了します。

msixtrace.ps1 -stop