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id 属性

[id] 属性は、メンバー関数 (インターフェイスまたは dispinterface のプロパティまたはメソッド) の DISPID を指定します。

[id(id-num) [,optional-attribute-list]] return-type function-name(optional-parameter-list)

パラメーター

id-num

関数の DISPID。

optional-attribute-list

0 個以上の MIDL インターフェイス属性のリストを指定します。

return-type

関数の戻り値の型を指定します。

function-name

IDL ファイル内の関数の名前を指定します。

optional-parameter-list

0 個以上の関数パラメーター。

注釈

標準の DISPID (DISPID_VALUE、DISPID_NEWENUM など) をメソッドまたはプロパティに割り当てる場合、または DispInvoke/ITypeInfo::Invoke に委任する代わりに独自の IDispatch::Invoke を実装する場合は、[id] 属性を使用します。

インターフェイスで [id] 属性を使用しない場合、MIDL コンパイラによって DISPID が割り当てられます。 ただし、プロパティとメソッドを使用して dispinterface を指定する場合は、すべてのプロパティとメソッドに DISPID を指定する必要があります。

id-num は、32 ビットの正の整数値です。 負の ID は、Automation で使用するために予約されています。

interface IKnown : IUnknown
{
    properties:
        [id(90), propget, 
         helpstring("A meaningful comment."] long Func1(void);

    /* Other interface statements */
}

関連項目

インターフェイス

ディスパッチ

ODL ファイルの構文

ODL ファイルの例

MIDL を使用したタイプ ライブラリの生成