インデックス付き属性 (AD DS)

属性はインデックスを作成できます。 属性のインデックスを作成すると、その属性のクエリのパフォーマンスが向上する可能性があります。

属性のスキーマ定義の searchFlags 属性の下位ビットが 1 に設定されている場合、属性のインデックスが作成されます。 searchFlags 属性スキーマ定義の下位ビットを 1 に設定すると、インデックスが動的に作成されます。 searchFlags 属性スキーマ定義の下位ビットを 0 に設定すると、属性のインデックスが削除されます。 インデックスは、doメイン コントローラー上のバックグラウンド スレッドによって自動的に作成されます。

インデックス付き属性は、一連のインスタンスに均等に分散された一意の値を持つ単一の値にする必要があるのが理想的です。 属性の値の一意性が低いほど、インデックスの効果は低くなります。

複数値属性のインデックスを作成することもできますが、複数値属性のインデックスを作成するコストは、ストレージ、更新、検索時間の面で大きくなります。 複数値プロパティの一意性の要件は、単一値プロパティの場合と同じです。値の一意性が高いほど、インデックスの効果が高くなります。

クラスのインデックス付き属性が多いほど、クラスの新しいインスタンスを作成するために必要な時間が長くなります。

インデックスは、クラスではなく属性に適用されます。 つまり、属性がインデックス付きとしてマークされると、属性のすべてのインスタンスが、特定のクラスのメンバーであるインスタンスだけでなく、インデックスに追加されます。

サーバーがインデックスを使用してクエリを処理していることを確認するには、doメイン コントローラーで次のレジストリ値を 4 に設定します。 次に、そのクエリを実行しメインコントローラーでクエリを実行し、ディレクトリ イベント ログで、クエリの処理に使用されるインデックス (存在する場合) に関するデータを調べます。

HKEY_LOCAL_MACHINE
   SYSTEM
      Current Control Set
         Services
            NTDS
               Diagnostics
                  9 Internal Processing

searchFlags プロパティの他のビットの詳細については、「属性の特性」を参照してください