Bitmap::SetPixel メソッド (gdiplusheaders.h)
Bitmap::SetPixel メソッドは、このビットマップ内の指定されたピクセルの色を設定します。
構文
Status SetPixel(
[in] INT x,
[in] INT y,
[in, ref] const Color & color
);
パラメーター
[in] x
型: INT
ピクセルの x 座標 (列) を指定する int。
[in] y
型: INT
ピクセルの y 座標 (行) を指定する int。
[in, ref] color
型: const Color
設定する色を指定する Color オブジェクトへの参照。
戻り値
種類: 状態
メソッドが成功した場合は、Status 列挙体の要素である Ok を返します。
メソッドが失敗した場合は、 Status 列挙体の他の要素のいずれかを返します。
注釈
ビットマップの形式によっては、 Bitmap::GetPixel が Bitmap::SetPixel によって設定されたものと同じ値 を返さない場合があります。 たとえば、ピクセル形式が 32bppPARGB の Bitmap オブジェクトで Bitmap::SetPixel を呼び出すと、RGB コンポーネントは事前に乗算されます。 Bitmap::GetPixel の後続の呼び出しでは、丸めのために別の値が返される場合があります。 また、色深度がピクセルあたり 16 ビットであるビットマップで Bitmap::SetPixel を呼び出すと、32 ビットから 16 ビットへの変換で情報が失われ、Bitmap::GetPixel の後続の呼び出しで別の値が返される可能性があります。
例
次の例では、JPEG ファイルに基づいて Bitmap オブジェクトを作成します。 コードは、変更されていないビットマップを 1 回描画します。 次に、Bitmap ::SetPixel メソッドを呼び出して、ビットマップ内に黒ピクセルのチェッカー パターンを作成し、変更されたビットマップを描画します。
VOID Example_SetPixel(HDC hdc)
{
Graphics graphics(hdc);
// Create a Bitmap object from a JPEG file.
Bitmap myBitmap(L"Climber.jpg");
// Draw the bitmap.
graphics.DrawImage(&myBitmap, 0, 0);
// Create a checkered pattern with black pixels.
for (UINT row = 0; row < myBitmap.GetWidth(); row += 2)
{
for (UINT col = 0; col < myBitmap.GetHeight(); col += 2)
{
myBitmap.SetPixel(row, col, Color(255, 0, 0, 0));
}
}
// Draw the altered bitmap.
graphics.DrawImage(&myBitmap, 200, 0);
}
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP、Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | gdiplusheaders.h (Gdiplus.h を含む) |
Library | Gdiplus.lib |
[DLL] | Gdiplus.dll |