CLUSPROP_REQUIRED_DEPENDENCY union (clusapi.h)
別の リソース の必須 の依存関係 であるリソースについて説明します。 この共用体は、CLUSCTL_RESOURCE_GET_REQUIRED_DEPENDENCIESまたはCLUSCTL_RESOURCE_TYPE_GET_REQUIRED_DEPENDENCIES制御コード操作から返される値リストの値として使用されます。
構文
typedef union CLUSPROP_REQUIRED_DEPENDENCY {
CLUSPROP_VALUE Value;
CLUSPROP_RESOURCE_CLASS ResClass;
CLUSPROP_SZ ResTypeName;
} CLUSPROP_REQUIRED_DEPENDENCY, *PCLUSPROP_REQUIRED_DEPENDENCY;
メンバー
Value
CLUSPROP_VALUE 構造体内のデータがリソース クラスかリソースの種類名かを記述します。
ResClass
リソースが依存する必要があるリソース クラス。 次のいずれかの値が有効です。
CLUS_RESCLASS_UNKNOWN (0)
リソースは、不明なクラスのリソースに依存しています。
CLUS_RESCLASS_STORAGE (1)
リソースは、 物理ディスク リソースなどのストレージ デバイスに依存します。
CLUS_RESCLASS_NETWORK (2)
リソースは ネットワーク デバイスに依存します。
CLUS_RESCLASS_USER (32768)
リソースは、ユーザー定義クラスに属するリソースに依存します。 CLUS_RESCLASS_USER は、ユーザー定義リソース クラスの範囲の先頭を指定します。
ResTypeName
IP アドレスなど、リソースが依存する必要があるリソースの種類。
注釈
CLUSPROP_REQUIRED_DEPENDENCY構造では、必須の依存関係について説明します。 たとえば、 Print Spooler リソースには、ストレージ デバイスと ネットワーク名 リソースに必要な依存関係があります。 依存関係の最初の種類は、リソース クラスを使用して記述されます。ストレージ デバイス リソースは 、CLUS_RESCLASS_STORAGE リソース クラスに属します。 依存関係の 2 番目の種類は、"ネットワーク名" などのリソースの種類の名前を使用して記述されます。 そのため、アプリケーションが CLUSCTL_RESOURCE_GET_REQUIRED_DEPENDENCIES コントロール コードを使用して ClusterResourceControl を呼び出すと、値リストが 2 つのエントリで返されます。ResClass メンバーがCLUS_RESCLASS_STORAGEに設定されたCLUSPROP_REQUIRED_DEPENDENCY構造体と、ResTypeName メンバーが "ネットワーク名" に設定された 2 つ目のCLUSPROP_REQUIRED_DEPENDENCY構造体です。
例
「値のListsの作成」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | サポートなし |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 Enterprise、Windows Server 2008 Datacenter |
Header | clusapi.h |
こちらもご覧ください
CLUSCTL_RESOURCE_GET_REQUIRED_DEPENDENCIES