ID2D1Factory::CreateWicBitmapRenderTarget(IWICBitmap*,constD2D1_RENDER_TARGET_PROPERTIES*,ID2D1RenderTarget**) メソッド (d2d1.h)

Microsoft Windows Imaging Component (WIC) ビットマップにレンダリングするレンダー ターゲットを作成します。

構文

HRESULT CreateWicBitmapRenderTarget(
  [in]  IWICBitmap                          *target,
  [in]  const D2D1_RENDER_TARGET_PROPERTIES *renderTargetProperties,
  [out] ID2D1RenderTarget                   **renderTarget
);

パラメーター

[in] target

種類: IWICBitmap*

レンダー ターゲットのレンダリング出力を受け取るビットマップ。

[in] renderTargetProperties

型: const D2D1_RENDER_TARGET_PROPERTIES*

レンダリング モード、ピクセル形式、リモート処理オプション、DPI 情報、ハードウェア レンダリングに必要な最小 DirectX サポート。 サポートされているピクセル形式の詳細については、「 サポートされているピクセル形式」と「アルファ モード」を参照してください。

[out] renderTarget

種類: ID2D1RenderTarget**

このメソッドが戻るとき、 には、このメソッドによって作成された ID2D1RenderTarget オブジェクトへのポインターのアドレスが格納されます。

戻り値

種類: HRESULT

このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 それ以外の場合は、 HRESULT エラー コードが返されます。

注釈

このメソッドでは、renderTargetProperties パラメーターの minLevel メンバーに対してD2D1_FEATURE_LEVEL_DEFAULTを使用する必要があります。

アプリケーションでは、レンダリング ターゲットを 1 回作成し、アプリケーションの有効期間中、または D2DERR_RECREATE_TARGET エラーが発生するまで保持する必要があります。 このエラーが発生した場合は、レンダー ターゲット (および作成したリソース) を再作成する必要があります。

注意

このメソッドはWindows Phoneではサポートされておらず、エラー コードが0x8899000bされたデバイスで呼び出されると失敗します ("この操作に使用できるハードウェア レンダリング デバイスはありません")。 Windows Phone エミュレーターでは WARP レンダリングがサポートされているため、エミュレーターで別のエラー コード (0x88982f80 (wincodec_err_unsupportedpixelformat) を使用して呼び出されると、このメソッドは失敗します。

要件

要件	値
サポートされている最小のクライアント	Windows 7、Windows Vista SP2 および Windows Vista 用プラットフォーム更新プログラム [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー	Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用プラットフォーム更新プログラム [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム	Windows
ヘッダー	d2d1.h
Library	D2d1.lib
[DLL]	D2d1.dll

こちらもご覧ください

ID2D1Factory