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DML_FILL_VALUE_SEQUENCE_OPERATOR_DESC 構造体 (directml.h)

テンソルにシーケンスを入力します。 この演算子は、次の擬似コードを実行します。

for each coordinate in OutputTensor
    OutputTensor[coordinate] = Value
    Value += Delta
endfor

構文

struct DML_FILL_VALUE_SEQUENCE_OPERATOR_DESC {
  const DML_TENSOR_DESC *OutputTensor;
  DML_TENSOR_DATA_TYPE  ValueDataType;
  DML_SCALAR_UNION      ValueStart;
  DML_SCALAR_UNION      ValueDelta;
};

メンバー

OutputTensor

型: const DML_TENSOR_DESC*

結果を書き込むテンソル。 このテンソルには任意のサイズを指定できます。

ValueDataType

種類: DML_TENSOR_DATA_TYPE

OutputTensor.DataType と一致する必要がある Value フィールドのデータ型。

ValueStart

種類: DML_SCALAR_UNION

出力の最初の要素に入力する初期値。 ValueDataType はフィールドの解釈方法を決定します。

ValueDelta

種類: DML_SCALAR_UNION

フィールドの解釈方法を決定する ValueDataType を 使用して、書き込まれた各要素の値に追加するステップ。

例 1. 1D 昇順ステップ

ValueStart = 3
ValueDelta = 2
ValueDataType = DML_TENSOR_DATA_TYPE_FLOAT32

OutputTensor: (Sizes:{1,1,1,3}, DataType:FLOAT32)
    [[[[3, 5, 7]]]]

例 2. 2D 昇順ステップ

ValueStart = 10
ValueDelta = -2
ValueDataType = DML_TENSOR_DATA_TYPE_UINT8

OutputTensor: (Sizes:{1,1,2,2}, DataType:UINT8)
    [[[[10, 8],
       [ 6, 4]]]]

可用性

この演算子は、 で DML_FEATURE_LEVEL_2_1導入されました。

Tensor のサポート

DML_FEATURE_LEVEL_5_0 以降

テンソル 種類 サポートされているディメンション数 サポートされるデータ型
OutputTensor 出力 1 から 8 FLOAT32、FLOAT16、INT64、INT32、INT16、INT8、UINT64、UINT32、UINT16、UINT8

DML_FEATURE_LEVEL_4_0以上

テンソル 種類 サポートされているディメンション数 サポートされるデータ型
OutputTensor 出力 1 から 8 FLOAT32、FLOAT16、INT32、INT16、INT8、UINT32、UINT16、UINT8

DML_FEATURE_LEVEL_2_1以上

テンソル 種類 サポートされているディメンション数 サポートされるデータ型
OutputTensor 出力 4 FLOAT32、FLOAT16、INT32、INT16、INT8、UINT32、UINT16、UINT8

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 10 ビルド 20348
サポートされている最小のサーバー Windows 10 ビルド 20348
Header directml.h