IDXGISwapChain2::GetFrameLatencyWaitableObject メソッド (dxgi1_3.h)

DXGI アダプターが新しいフレームの提示を完了したときに通知する待機可能ハンドルを返します。

Windows 8.1では、前のフレームがディスプレイに表示されるまで待ってから次のフレームを描画することで、待機時間の短いレンダリングを可能にする新しい API が導入されています。 このメソッドを使用するには、まず 、DXGI_SWAP_CHAIN_FLAG_FRAME_LATENCY_WAITABLE_OBJECT フラグが設定された DXGI スワップ チェーンを作成してから、 GetFrameLatencyWaitableObject を 呼び出して待機可能ハンドルを取得します。 WaitForSingleObjectEx で待機可能ハンドルを使用して、新しい各フレームのレンダリングを前のフレームの末尾と同期します。 レンダリングするすべてのフレームについて、アプリはレンダリング操作を開始する前に、このハンドルを待機する必要があります。 この要件には、アプリがスワップ チェーンでレンダリングする最初のフレームが含まれていることに注意してください。 DirectXLatency サンプルを参照してください。 ハンドルが完了したら、 CloseHandle を使用して閉じます。

構文

HANDLE GetFrameLatencyWaitableObject();

戻り値

待機可能オブジェクトへのハンドル。スワップ チェーンが DXGI_SWAP_CHAIN_FLAG_FRAME_LATENCY_WAITABLE_OBJECTで作成されていない場合は NULL。

解説

IDXGISwapChain2::GetFrameLatencyWaitableObject によって返されるオブジェクト ハンドルを使用してアプリケーションが終了したら、CloseHandle 関数を使用してハンドルを閉じます。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 8.1 [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2012 R2 [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー dxgi1_3.h
Library Dxgi.lib

関連項目

DirectX 待機時間のサンプル

GetMaximumFrameLatency

IDXGISwapChain2

SetMaximumFrameLatency