次の方法で共有


ADS_DEREFENUM 列挙 (iads.h)

ADS_DEREFENUM列挙は、エイリアスを逆参照するプロセスを指定します。

構文

typedef enum __MIDL___MIDL_itf_ads_0000_0000_0020 {
  ADS_DEREF_NEVER = 0,
  ADS_DEREF_SEARCHING = 1,
  ADS_DEREF_FINDING = 2,
  ADS_DEREF_ALWAYS = 3
} ADS_DEREFENUM;

定数

 
ADS_DEREF_NEVER
値: 0
検索のベース オブジェクトを検索または検索するときに、エイリアスを逆参照しません。
ADS_DEREF_SEARCHING
値: 1
ベース オブジェクトの下位の検索時にエイリアスを逆参照しますが、そのベース オブジェクト自体の特定時には逆参照しません。
ADS_DEREF_FINDING
値: 2
検索のベース オブジェクトの特定時にエイリアスを逆参照しますが、その下位の検索時には逆参照しません。
ADS_DEREF_ALWAYS
値: 3
下位の検索時と、検索のベース オブジェクトの特定時のどちらの場合も、エイリアスを逆参照します。

注釈

IDirectorySearch インターフェイスは、これらの定数を使用してエイリアス逆参照動作を設定します。 オプションを指定しない場合、サーバーの既定値は ADS_DEREF_NEVER になります。

メモ VBScript はタイプ ライブラリからデータを読み取ることができないため、VBScript アプリケーションは上記で定義したシンボリック定数を認識しません。 代わりに数値定数を使用して、VBScript アプリケーションで適切なフラグを設定します。 シンボリック定数を適切なプログラミングプラクティスとして使用するには、ここで行う定数を明示的に宣言します。
 

次のコード例は、エイリアス逆参照の検索設定を設定する方法を示しています。 m_pSearchは、 IDirectorySearch インターフェイスを実装するオブジェクトへのポインターを参照します。

ADS_SEARCHPREF_INFO prefInfo[1];
HRESULT hr;
 
prefInfo[0].dwSearchPref   = ADS_SEARCHPREF_DEREF_ALIASES;
prefInfo[0].vValue.dwType  = ADSTYPE_INTEGER;
prefInfo[0].vValue.Integer = ADS_DEREF_ALWAYS;
hr = m_pSearch->SetSearchPreference(prefInfo, 1);

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
Header iads.h

こちらもご覧ください

ADSI 列挙

IDirectorySearch