ADS_SCOPEENUM列挙 (iads.h)
ADS_SCOPEENUM列挙は、ディレクトリ検索のスコープを指定します。
構文
typedef enum __MIDL___MIDL_itf_ads_0000_0000_0021 {
ADS_SCOPE_BASE = 0,
ADS_SCOPE_ONELEVEL = 1,
ADS_SCOPE_SUBTREE = 2
} ADS_SCOPEENUM;
定数
ADS_SCOPE_BASE 値: 0 ベース オブジェクトの検索を制限します。 結果には、最大で 1 つのオブジェクトが含まれます。 |
ADS_SCOPE_ONELEVEL 値: 1 基本オブジェクトを除き、直接の子の 1 つのレベルを検索します。 |
ADS_SCOPE_SUBTREE 値: 2 すべての子と基本オブジェクト自体を含む、サブツリー全体を検索します。 |
注釈
検索範囲を明示的に設定しない場合、既定値は ADS_SCOPE_SUBTREE。
VBScript はタイプ ライブラリからデータを読み取ることができないため、VBScript アプリケーションは上記で定義したシンボリック定数を認識しません。 代わりに数値定数を使用して、VBScript アプリケーションで適切なフラグを設定します。 シンボリック定数を適切なプログラミングプラクティスとして使用するには、VBScript アプリケーションで、ここで行うような定数の明示的な宣言を作成します。
例
検索範囲は、クライアントが指定できる検索設定の 1 つです。 次のコード例は、ADS_SEARCHPREF_INFO 構造体と、 ADS_SEARCHPREF_ENUM およびこの列挙で定義されている要素を使用してこれを実現する 方法を示 しています。
ADS_SEARCHPREF_INFO prefInfo;
prefInfo.dwSearchPref = ADS_SEARCHPREF_SEARCH_SCOPE;
prefInfo.vValue.dwType = ADSTYPE_INTEGER;
prefInfo.vValue.Integer = ADS_SCOPE_SUBTREE;
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
Header | iads.h |