ADSTYPEENUM 列挙 (iads.h)

ADSTYPEENUM 列挙は、ADSI プロパティ値のデータ型を識別するために使用されます。

構文

typedef enum __MIDL___MIDL_itf_ads_0000_0000_0001 {
  ADSTYPE_INVALID = 0,
  ADSTYPE_DN_STRING,
  ADSTYPE_CASE_EXACT_STRING,
  ADSTYPE_CASE_IGNORE_STRING,
  ADSTYPE_PRINTABLE_STRING,
  ADSTYPE_NUMERIC_STRING,
  ADSTYPE_BOOLEAN,
  ADSTYPE_INTEGER,
  ADSTYPE_OCTET_STRING,
  ADSTYPE_UTC_TIME,
  ADSTYPE_LARGE_INTEGER,
  ADSTYPE_PROV_SPECIFIC,
  ADSTYPE_OBJECT_CLASS,
  ADSTYPE_CASEIGNORE_LIST,
  ADSTYPE_OCTET_LIST,
  ADSTYPE_PATH,
  ADSTYPE_POSTALADDRESS,
  ADSTYPE_TIMESTAMP,
  ADSTYPE_BACKLINK,
  ADSTYPE_TYPEDNAME,
  ADSTYPE_HOLD,
  ADSTYPE_NETADDRESS,
  ADSTYPE_REPLICAPOINTER,
  ADSTYPE_FAXNUMBER,
  ADSTYPE_EMAIL,
  ADSTYPE_NT_SECURITY_DESCRIPTOR,
  ADSTYPE_UNKNOWN,
  ADSTYPE_DN_WITH_BINARY,
  ADSTYPE_DN_WITH_STRING
} ADSTYPEENUM;

定数

 
ADSTYPE_INVALID
値: 0
データ型が無効です
ADSTYPE_DN_STRING
文字列は、ディレクトリ サービス オブジェクトの識別名 (パス) です。
ADSTYPE_CASE_EXACT_STRING
文字列は大文字と小文字を区別する型です。
ADSTYPE_CASE_IGNORE_STRING
文字列は大文字と小文字を区別しない型です。
ADSTYPE_PRINTABLE_STRING
文字列は、画面または印刷時に表示できます。
ADSTYPE_NUMERIC_STRING
文字列は、テキストとして解釈される数字です。
ADSTYPE_BOOLEAN
データはブール値です。
ADSTYPE_INTEGER
データは整数値です。
ADSTYPE_OCTET_STRING
文字列はバイト配列です。
ADSTYPE_UTC_TIME
データは、世界時座標 (UTC) で表される世界時のデータです。
ADSTYPE_LARGE_INTEGER
データは長整数です。
ADSTYPE_PROV_SPECIFIC
文字列はプロバイダー固有の文字列です。
ADSTYPE_OBJECT_CLASS
使用されていません。
ADSTYPE_CASEIGNORE_LIST
データは、大文字と小文字を区別しない文字列の一覧です。
ADSTYPE_OCTET_LIST
データはオクテット文字列の一覧です。
ADSTYPE_PATH
文字列はディレクトリ パスです。
ADSTYPE_POSTALADDRESS
文字列は、住所の種類です。
ADSTYPE_TIMESTAMP
データは、秒単位のタイム スタンプです。
ADSTYPE_BACKLINK
文字列はバック リンクです。
ADSTYPE_TYPEDNAME
文字列は型指定された名前です。
ADSTYPE_HOLD
データは Hold データ構造です。
ADSTYPE_NETADDRESS
文字列はネット アドレスです。
ADSTYPE_REPLICAPOINTER
データはレプリカ ポインターです。
ADSTYPE_FAXNUMBER
文字列は FAX 番号です。
ADSTYPE_EMAIL
データは電子メール メッセージです。
ADSTYPE_NT_SECURITY_DESCRIPTOR
データは、バイト配列で表される Windows セキュリティ記述子です。
ADSTYPE_UNKNOWN
データは未定義の型です。
ADSTYPE_DN_WITH_BINARY
データは 、識別名を 非変数 GUID にマッピングするために使用ADS_DN_WITH_BINARYです。 詳細については、「解説」を参照してください。
ADSTYPE_DN_WITH_STRING
データは、識別名 非変数の文字列値にマッピングするために使用ADS_DN_WITH_STRINGです。 詳細については、「解説」を参照してください。

解説

active directory スキーマを拡張して ADS_DN_WITH_BINARYを追加する場合は、"otherWellKnownGuid" 属性定義も指定する必要があります。 ldf ファイル属性定義に"omObjectClass:: KoZIhvcUAQEBCw==" を追加します。

active directory スキーマを拡張して ADS_DN_WITH_STRINGを追加する場合は、"otherWellKnownGuid" 属性定義も指定する必要があります。 ldf ファイル属性定義に"omObjectClass:: KoZIhvcUAQEBDA==" を追加します。

VBScript はタイプ ライブラリからデータを読み取ることができないため、VBScript アプリケーションは、上記で定義されているようにシンボリック定数を認識しません。 代わりに数値定数を使用して、VBScript アプリケーションで適切なフラグを設定します。 シンボリック定数を適切なプログラミングプラクティスとして使用するには、VBScript アプリケーションで、ここで行われるように、このような定数の明示的な宣言を記述します。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
Header iads.h

関連項目

ADSI 列挙