IADsPathname::CopyPath メソッド (iads.h)

IADsPathname::CopyPath メソッドは、Pathname オブジェクトのコピーを作成します。

構文

HRESULT CopyPath(
  [out] IDispatch **ppAdsPath
);

パラメーター

[out] ppAdsPath

返された IADsPathname オブジェクトの IDispatch インターフェイス ポインター。

戻り値

このメソッドは、標準の戻り値と、次の値をサポートします。

詳細およびその他の戻り値については、「 ADSI エラー コード」を参照してください。

解説

このメソッドは、オブジェクト パスを変更し、元のオブジェクト パスを保持するために使用されます。

例

次の Visual Basic コード例は、パス名のコピーを作成する方法を示しています。

Dim x, y As New Pathname
x.Set "LDAP://srv1/dc=dom,dc=company,dc=com",ADS_SETTYPE_FULL
set y = x.CopyPath
MsgBox y.Retrieve(ADS_FORMAT_WINDOWS)

次の VBScript/ASP コード例は、パス名のコピーを作成する方法を示しています。

<%
Dim x, y
Const ADS_SETTYPE_FULL = 1
Const ADS_FORMAT_WINDOWS = 1
Set x = CreateObject("Pathname")
x.Set "LDAP://srv1/dc=dom,dc=company,dc=com",ADS_SETTYPE_FULL
 
set y = x.CopyPath
Response.Write y.Retrieve(ADS_FORMAT_WINDOWS)
%>

次の C++ コード例では、pathname オブジェクトのコピーを作成します。 GetPathnameObject 関数の詳細とコード例については、「IADsPathname」を参照してください。

IADsPathname *pPath;
LPWSTR adsPath;
adsPath = L"LDAP://server/cn=jeff smith,dc=Fabrikam,dc=com";
 
IADsPathname *pPath = GetPathnameObject(adsPath)
if (!pPath) exit(0);
 
IDispatch *pDisp;
HRESULT hr;
hr = pPath->CopyPath(&pDisp);
if(FAILED(hr)) exit(hr);
 
IADsPathname *pPathCopy;
hr = pDisp->QueryInterface(IID_IADsPathname,(void**)&pPathCopy);
 
// ...

要件

サポートされている最小のクライアント	Windows Vista
サポートされている最小のサーバー	Windows Server 2008
対象プラットフォーム	Windows
ヘッダー	iads.h
[DLL]	Activeds.dll

関連項目

ADSI エラー コード

IADsPathname