IADsPathname::GetEscapedElement メソッド (iads.h)
IADsPathname::GetEscapedElement メソッドは、入力パス内の特殊文字をエスケープするために使用されます。
構文
HRESULT GetEscapedElement(
[in] long lnReserved,
[in] BSTR bstrInStr,
[out] BSTR *pbstrOutStr
);
パラメーター
[in] lnReserved
将来利用するために予約されています。
[in] bstrInStr
入力文字列。
[out] pbstrOutStr
出力文字列。
戻り値
このメソッドは、標準の戻り値と、次の値をサポートします。
詳細およびその他の戻り値については、「 ADSI エラー コード」を参照してください。
解説
このメソッドは、エスケープされていない文字列に特殊文字を含むパスをユーザー インターフェイスからの入力として処理するために使用されます。 入力文字列は、パスの 1 つの要素 (名前と値のペア) である必要があります。つまり、"CN=Smith,Jeff" です。
例
次の Visual Basic コード例は、 IADsPathname::GetEscapedElement によって生成される効果を示しています。 このコードが実行されると、rdn には "cn=smith,jeff" が含まれます。
Dim x As New Pathname
rdn = x.GetEscapedElement(0, "cn=smith,jeff")
次の VBScript コード例は、 IADsPathname::GetEscapedElement によって生成される効果を示しています。 このコードが実行されると、rdn には "cn=smith,jeff" が含まれます。
Dim x
Set x = CreateObject("Pathname")
rdn = x.GetEscapedElement(0, "cn=smith,jeff")
次の C++ コード例は、 IADsPathname::GetEscapedElement によって生成される効果を示しています。 このコードが実行されると、rdn には "cn=smith,jeff" が含まれます。
LPWSTR adsPath=L"LDAP://server/cn=jeffsmith,dc=Fabrikam,dc=com";
IADsPathname *pPath = GetPathnameObject(adsPath);
BSTR rdn;
HRESULT hr = pPath->GetEscapedElement(0,CComBSTR("cn=smith,jeff")
,&rdn);
pPath->Release();
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | iads.h |
[DLL] | Activeds.dll |