IMbnDeviceService::SetCommand メソッド (mbnapi.h)

重要

バージョン 1803 Windows 10以降、このセクションで説明する Win32 API は、Windows.Networking.Connectivity 名前空間のWindows ランタイム API に置き換えられます。

モバイル ブロードバンド デバイスのデバイス サービスに SET コントロール コマンドを送信します。

構文

HRESULT SetCommand(
  [in]  ULONG     commandID,
  [in]  SAFEARRAY *deviceServiceData,
  [out] ULONG     *requestID
);

パラメーター

[in] commandID

コマンドの識別子。

[in] deviceServiceData

デバイスに渡されるバイト配列。

[out] requestID

この要求を識別するためにモバイル ブロードバンド サービスによって割り当てられた一意の要求 ID。

戻り値

メソッドは、次のいずれかの値を返すことができます。

リターン コード 説明
S_OK
メソッドは正常に完了しました。
E_ACCESSDENIED
このデバイス サービス コマンドは、プロセス特権を呼び出すことは許可されていません。
その他
このメソッドの実行時にエラーが発生しました。

注釈

SetCommand は、モバイル ブロードバンド API では取り上げられないベンダー固有のデバイス サービス機能を実装するために存在します。 アプリケーションで SetCommand を呼び出す前に、デバイス サービスのコマンド セッションを開く必要があります。

モバイル ブロードバンド サービスは、デバイスに SET 要求を発行します。 deviceServiceData は、要求に渡されたデータ バッファーにバイト単位でコピーされます。 このデータ バッファーは 、MaxCommandSize バイト未満である必要があります。

これは非同期操作であり、 SetCommand はすぐに返されます。 操作が完了すると、モバイル ブロードバンド サービスは IMbnDeviceServicesEvents インターフェイスの OnSetCommandComplete メソッドを呼び出します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 8 [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー サポートなし
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー mbnapi.h

こちらもご覧ください

IMbnDeviceService