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IMDSPDeviceControl::Record メソッド (mswmdm.h)

Record メソッドは、デバイスの外部レコード入力から現在のシーク位置で記録を開始します。 Seek メソッドを最初に呼び出す必要があります。

構文

HRESULT Record(
  [in] _WAVEFORMATEX *pFormat
);

パラメーター

[in] pFormat

データを記録する必要がある形式を含む _WAVEFORMATEX 構造体へのポインター。

戻り値

このメソッドは HRESULT を返します。 有効な値を次の表に示しますが、これ以外にもあります。

リターン コード 説明
S_OK
メソッドが成功しました。
E_BUSY
デバイスは既に操作を実行しています。
WMDM_E_NOTSUPPORTED
レコード関数は、このデバイスには実装されていません。
E_FAIL
未指定のエラーが発生しました。

解説

このメソッドは、デバイスの記録 (メディア デバイスに格納されるオーディオ トラックの記録) と、コンピューターに記録されるメディア デバイスからのストリーミング オーディオ データの両方を呼び出すために使用されます。 Seek メソッドは、記録の形式を決定します。

一部のデバイスでは、どちらの種類の記録もサポートされていません。 記録を開始する前に 、GetCapabilities メソッドを呼び出す必要があります。 サポートされていない種類の記録が試行された場合、このメソッドはWMDM_E_NOTSUPPORTEDを返します。

pFormat パラメーターの引数を指定して、録音用のオーディオ データ形式を指定できます。 デバイスでサポートされている形式を確認するには、「 IMDSPDevice::GetFormatSupport」を参照してください。 pFormat パラメーターが NULL に設定されている場合、デバイスはオーディオ データを既定の形式で記録します。

デバイスの記録を使用する場合は、記録操作が完了した後に新しいオブジェクトを見つけるために、記憶域メディアの内容を列挙する必要があります。

要件

要件
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー mswmdm.h
Library Mssachlp.lib

こちらもご覧ください

IMDSPDevice::GetFormatSupport

IMDSPDeviceControl インターフェイス

IMDSPDeviceControl::GetCapabilities

IMDSPDeviceControl::Seek

_WAVEFORMATEX