IPersistFile::SaveCompleted メソッド (objidl.h)
ファイルに書き込むことができることをオブジェクトに通知します。 これを行うには、NoScribble モード (ファイルに書き込む必要がない) から標準モード (可能な場合) に戻すことができることをオブジェクトに通知します。 コンポーネントは、 IPersistFile::Save 呼び出しを受信すると NoScribble モードになります。
構文
HRESULT SaveCompleted(
[in] LPCOLESTR pszFileName
);
パラメーター
[in] pszFileName
オブジェクトが以前に保存されたファイルの絶対パス。
戻り値
このメソッドは常に S_OK を返します。
注釈
SaveCompleted は、 IPersistFile::Save の呼び出しが完了し、保存されたファイルが現在の作業ファイル ( Save または Save As 操作で保存されている) になると呼び出されます。 Save を呼び出すと、オブジェクトは NoScribble モードになるため、ファイルに書き込むことができません。 SaveCompleted が呼び出されると、オブジェクトは標準モードに戻り、ファイルに自由に書き込めます。
呼び出し元へのメモ
OLE は SaveCompleted メソッドを呼び出しません。 通常、アプリケーションでは、オブジェクトをファイルに直接保存しない限り呼び出しません。これは、通常、エンドユーザーに任されている操作です。要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | objidl.h |