IDropSource インターフェイス (oleidl.h)

IDropSource インターフェイスは、アプリケーションでドラッグ アンド ドロップ操作を提供するために実装するインターフェイスの 1 つです。 これには、ドラッグ アンド ドロップ操作でデータ ソースとして使用されるすべてのアプリケーションで使用されるメソッドが含まれています。 ドラッグ アンド ドロップ操作のデータ ソース アプリケーションは、次のことを行います。

  • ユーザーの選択に基づいてドラッグされるデータを決定します。
  • ユーザーのマウス 操作に基づいてドラッグ アンド ドロップ操作を開始します。
  • ドラッグ アンド ドロップ操作中に、カーソルの設定やドラッグ アンド ドロップ操作で選択したデータの強調表示など、視覚的フィードバックの一部を生成します。
  • ユーザーのマウス 操作に基づいてドラッグ アンド ドロップ操作をキャンセルまたは完了する。
  • ドラッグ移動時のデータの削除など、ドロップ操作によって発生した元のデータに対して任意のアクションを実行します。
IDropSource には、エンド ユーザーへの視覚的なフィードバックを生成したり、ドラッグ アンド ドロップ操作をキャンセルまたは完了したりするためのメソッドが含まれています。 また、ドラッグ アンド ドロップ操作で DoDragDropRegisterDragDropRevokeDragDrop 関数を呼び出す必要があります。

継承

IDropSource インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IDropSource には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IDropSource インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IDropSource::GiveFeedback

DoDragDrop 関数に視覚効果を指定する列挙値を指定することで、ドラッグ アンド ドロップ操作中にソース アプリケーションからエンド ユーザーに視覚的なフィードバックを提供できるようにします。
IDropSource::QueryContinueDrag

ドラッグ アンド ドロップ操作を続行するか、取り消すか、完了するかを指定します。 このメソッドを直接呼び出すことはありません。 OLE DoDragDrop 関数は、ドラッグ アンド ドロップ操作中にこのメソッドを呼び出します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー oleidl.h

こちらもご覧ください

Dodragdrop

Idataobject

IDropSourceNotify

IDropTarget