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SECURITY_MESSAGE 構造体 (rasshost.h)

rasSecurityDialogComplete 関数では、SECURITY_MESSAGE構造体を使用して、RAS セキュリティ DLL 認証トランザクションの結果を示します。

構文

typedef struct _SECURITY_MESSAGE {
  DWORD dwMsgId;
  HPORT hPort;
  DWORD dwError;
  CHAR  UserName[UNLEN + 1];
  CHAR  Domain[DNLEN + 1];
} SECURITY_MESSAGE, *PSECURITY_MESSAGE;

メンバー

dwMsgId

RAS サーバーがリモート ユーザーへのアクセスを許可する必要があるかどうかを示します。 このメンバーには、次のいずれかの値を指定できます。

意味
SECURITYMSG_SUCCESS
セキュリティ DLL は、 UserName メンバーによって識別されたリモート ユーザーを正常に認証しました。 RAS サーバーは PPP 認証を続行します。
SECURITYMSG_FAILURE
セキュリティ DLL は、 UserName メンバーによって識別されたリモート ユーザーへのアクセスを拒否しました。 RAS サーバーは呼び出しをハングアップし、失敗した認証をイベント ログに記録します。
SECURITYMSG_ERROR
リモート ユーザーの検証を妨げるエラーが発生しました。 RAS サーバーは呼び出しをハングアップし、エラーをイベント ログに記録します。

hPort

RAS サーバーがこの認証トランザクションの RasSecurityDialogBegin 呼び出しでセキュリティ DLL に渡すポート ハンドルを指定します。

dwError

エラー コードを指定します。 dwMsgId がSECURITYMSG_ERROR場合は、dwError を Winerror.h または Raserror.h で定義されている 0 以外のエラー コードのいずれかに設定します。 RAS サーバーは、このエラー コードをイベント ログに記録します。 dwMsgId メンバーが成功または失敗を示す場合は、dwError を 0 に設定します。

UserName[UNLEN + 1]

dwMsgId がSECURITYMSG_SUCCESSまたはSECURITYMSG_FAILURE場合に、リモート ユーザーの名前を指定します。 dwMsgId がSECURITYMSG_ERROR場合、この文字列は空にすることができます。

Domain[DNLEN + 1]

dwMsgId がSECURITYMSG_SUCCESSまたはSECURITYMSG_FAILUREの場合に、リモート ユーザーのログオン ドメインの名前を指定します。 dwMsgId がSECURITYMSG_ERROR場合、この文字列は空にすることができます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
Header rasshost.h

こちらもご覧ください

RAS サーバー管理の構造

RasSecurityDialogBegin

RasSecurityDialogComplete

リモート アクセス サービス (RAS) の概要