IMetaDataDispenser::OpenScope メソッド (rometadataapi.h)

ディスクから既存のファイルを開き、そのメタデータをインポート (読み取り) 用のメモリにマップします。

構文

HRESULT OpenScope(
  [in]  LPCWSTR  szScope,
  [in]  DWORD    dwOpenFlags,
  [in]  REFIID   riid,
  [out] IUnknown **ppIUnk
);

パラメーター

[in] szScope

開くファイルの名前。 ファイルには、共通言語ランタイム (CLR) メタデータが含まれている必要があります。

[in] dwOpenFlags

開くモード (読み取りなど) を指定します。 これは CorOpenFlags 列挙の値です。 ファイルからインポート (読み取り) のみを実行でき、出力 (書き込み) することはできません。

[in] riid

返される必要なメタデータ インターフェイスの IID。呼び出し元は インターフェイスを使用してメタデータをインポート (読み取り) します。

riid の有効な値には、IID_IUnknown、IID_IMetaDataImport、IID_IMetaDataImport2、IID_IMetaDataAssemblyImport、IID_IMetaDataTables、IID_IMetaDataTables2が含まれます。

[out] ppIUnk

返されたインターフェイスへのポインター。

戻り値

このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

解説

メタデータのメモリ内コピーは、いずれかの "インポート" インターフェイスのメソッドを使用して照会できます。 ターゲット ファイルに CLR メタデータが含まれていない場合、 OpenScope メソッドは失敗します。

必要条件

対象プラットフォーム	Windows
ヘッダー	rometadataapi.h

関連項目

IMetaDataDispenser