次の方法で共有


PifMgr_OpenProperties関数 (shlobj_core.h)

[PifMgr_OpenProperties は、[要件] セクションで指定したオペレーティング システムで使用できます。 これは、以降のバージョンで変更または使用できない可能性があります。

Microsoft MS-DOS アプリケーションに関連付けられている .pif ファイルを開き、アプリケーションのプロパティへのハンドルを返します。

構文

HANDLE PifMgr_OpenProperties(
  [in]           PCWSTR pszApp,
  [in, optional] PCWSTR pszPIF,
                 UINT   hInf,
                 UINT   flOpt
);

パラメーター

[in] pszApp

種類: PCWSTR

アプリケーションの名前を含む null で終わる Unicode 文字列。

[in, optional] pszPIF

種類: PCWSTR

.pif ファイルの名前を含む null で終わる Unicode 文字列。

hInf

型: UINT

アプリケーションの .inf ファイルへのハンドル。 .inf ファイルがない場合は、この値を 0 に設定します。 .inf ファイルが処理されないようにするには、この値を -1 に設定します。

flOpt

型: UINT

関数の動作方法を制御するフラグ。

OPENPROPS_INHIBITPIF

既存の .pif ファイルを無視し、win.ini または _Default.pif からプロパティを取得します。 このフラグは、Windows NT、Windows 2000、および Windows XP では無視されます。

OPENPROPS_NONE

オプションは指定されていません。

戻り値

型: HANDLE

アプリケーションのプロパティへのハンドルを返します。 このハンドルは、関連する .pif 関数を呼び出すときに使用します。

注釈

PifMgr_OpenPropertiesは、どこかでファイルを開く関数とは考えてはいけません。 .pif ファイルは、この呼び出し後も開いたままではありません。 関数は、ディスク データを使用して初期化できるプロパティ構造アロケーターと考える方が便利です。 この関数が失敗する主な理由は、メモリが不足しているか、指定された .pif ファイルを開けないことです。

.pif ファイルが存在しない場合でも、関数はメモリにデータ ブロックを割り当て、_Default.pif またはその内部既定値からのデータを使用して初期化します。 関数が .pif ファイル名を検索しても見つからない場合は、名前を構築し、内部の .pif データ構造に保存します。 これにより、 PifMgr_SetProperties が呼び出されると、データがディスクに保存されます。

関数が .pif ファイルを見つけられない場合は、次の順序で検索します。

  1. 現在のディレクトリを検索します。
  2. 指定したディレクトリを検索します。
  3. .pif ディレクトリを検索します。
  4. PATH 環境変数で指定されたフォルダーを検索します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー shlobj_core.h
Library Shell32.lib
[DLL] Shell32.dll (バージョン 5.0 以降)

こちらもご覧ください

PifMgr_CloseProperties

PifMgr_GetProperties