次の方法で共有


ICommDlgBrowser::IncludeObject メソッド (shobjidl_core.h)

共通ダイアログ ボックスで、ビューに表示されるオブジェクトをフィルター処理できるようにします。

構文

HRESULT IncludeObject(
  IShellView      *ppshv,
  PCUITEMID_CHILD pidl
);

パラメーター

ppshv

種類: IShellView*

ビューの IShellView インターフェイスへのポインター。

pidl

型: LPCITEMIDLIST

オブジェクトを識別するフォルダーを基準とした PIDL。

戻り値

種類: HRESULT

ブラウザーは、ビューにオブジェクトを含めるためにS_OKを返すか、非表示にするS_FALSEする必要があります。

注釈

このメソッドは、ファイル ダイアログ ボックスでホストされている場合、 IEnumIDList 実装によって呼び出されます。 列挙子は、このメソッドを呼び出して、表示しないオブジェクトを共通ダイアログ ボックスでフィルター処理できるようにします。 通常、ファイル ダイアログ ボックスはアイテムの表示テキストを取得し、拡張子でフィルター処理します。

アプリケーションの呼び出しに関するメモ

シェル フォルダーの IDLIST 列挙子でオブジェクトを返す前に、このメソッドを呼び出します。

ライブラリや検索など、多くの項目を含むデータ ソースを処理する場合、このメソッドへのコールバックによってパフォーマンスが低下します。 この状況を回避するには、 GetViewFlags を 実装し、CDB2GVF_NOINCLUDEITEMを返します。 これにより、ビューで ICommDlgBrowser::IncludeObject の呼び出しをスキップできるため、パフォーマンスが向上します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー shobjidl_core.h (Shobjidl.h を含む)
[DLL] Shell32.dll (バージョン 4.0 以降)

こちらもご覧ください

エクスプローラー ブラウザーの検索のサンプル

ICommDlgBrowser