ITDigitDetectionEvent インターフェイス (tapi3if.h)

ITDigitDetectionEvent インターフェイスには、DTMF 桁イベントの説明を取得するメソッドが含まれています。 アプリケーションの ITTAPIEventNotification::Event メソッドの実装がTE_DIGITEVENTと等しいTAPI_EVENTを示す場合、メソッドの pEvent パラメーターは ITDigitDetectionEvent インターフェイスの IDispatch ポインターです。 このインターフェイスのメソッドは、呼び出し中に DTMF ディジットを検出するために使用できます。 このインターフェイスは、アプリケーションによって実装され、TAPI 3 DLL によって呼び出されます。

メモITTAPI::p ut_EventFilter メソッドを呼び出し、TE_DIGITEVENT イベントを含むイベント フィルター マスクを設定して、DTMF ディジット イベントの受信を有効にする必要があります。 ITTAPI::p ut_EventFilter を呼び出さない場合、アプリケーションはイベントを受信しません。 また、 ITLegacyCallMediaControl::D etectDigits を呼び出して、必要な数字検出の種類を示す必要があります。 詳細については、「 イベント の概要」を参照してください。
 

継承

ITDigitDetectionEvent インターフェイスは、IDispatch インターフェイスから継承されます。 ITDigitDetectionEvent には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

ITDigitDetectionEvent インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
ITDigitDetectionEvent::get_Call

get_Call メソッドは、イベントが発生した呼び出しの ITCallInfo インターフェイスへのポインターを取得します。
ITDigitDetectionEvent::get_CallbackInstance

get_CallbackInstance メソッドは、 イベントに関連付けられているコールバック インスタンスへのポインターを取得します。 (ITDigitDetectionEvent.get_CallbackInstance)
ITDigitDetectionEvent::get_Digit

get_Digit メソッドは、検出された数字への符号なし char ポインターを取得します。
ITDigitDetectionEvent::get_DigitMode

get_DigitModeメソッドは、LINEDIGITMODE_DTMFなどの行番号モードのインジケーターを取得します。
ITDigitDetectionEvent::get_TickCount

get_TickCount メソッドは、数字の収集が完了した "ティック数" (Windows が開始されてからのミリ秒) を取得します。

要件

要件
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー tapi3if.h (Tapi3.h を含む)

関連項目

イベント

IDispatch

ITTAPI::RegisterCallNotifications

ITTAPIEventNotification

イベントの登録コード スニペット