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StartDocW 関数 (wingdi.h)

StartDoc 関数は、印刷ジョブを開始します。

構文

int StartDocW(
  [in] HDC            hdc,
  [in] const DOCINFOW *lpdi
);

パラメーター

[in] hdc

印刷ジョブのデバイス コンテキストへのハンドル。

[in] lpdi

ドキュメント ファイルの名前と出力ファイルの名前を含む DOCINFO 構造体へのポインター。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は 0 より大きくなります。 この値は、ドキュメントの印刷ジョブ識別子です。

関数が失敗した場合、戻り値は 0 以下になります。

解説

メモ これはブロック関数または同期関数であり、すぐには返されない可能性があります。 この関数が返す速度は、ネットワークの状態、プリント サーバーの構成、プリンター ドライバーの実装などの実行時の要因によって異なります。これは、アプリケーションの作成時に予測が困難な要因です。 ユーザー インターフェイスとの対話を管理するスレッドからこの関数を呼び出すと、アプリケーションが応答しなくなる可能性があります。
 
アプリケーションは、印刷ジョブを開始する直前に StartDoc 関数を呼び出す必要があります。 この関数を使用すると、複数ページのドキュメントが他の印刷ジョブと相互に分散されないようにすることができます。

アプリケーションでは、 StartDoc によって返される値を使用して、印刷ジョブの優先度を取得または設定できます。 GetJob または SetJob 関数を呼び出し、必要な引数の 1 つとしてこの値を指定します。

この関数を使用するサンプル プログラムについては、「 方法: GDI Print API を使用して印刷する」を参照してください。

注意

wingdi.h ヘッダーは、Unicode プリプロセッサ定数の定義に基づいて、この関数の ANSI または Unicode バージョンを自動的に選択するエイリアスとして StartDoc を定義します。 エンコードに依存しないエイリアスをエンコードニュートラルでないコードと組み合わせて使用すると、コンパイルまたはランタイム エラーが発生する不一致が発生する可能性があります。 詳細については、「 関数プロトタイプの規則」を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wingdi.h (Windows.h を含む)
Library Gdi32.lib
[DLL] Gdi32.dll

関連項目

DOCINFO

EndDoc

GetJob

印刷スプーラー API 関数

印刷

SetJob