wglGetProcAddress 関数 (wingdi.h)
wglGetProcAddress 関数は、現在の OpenGL レンダリング コンテキストで使用する OpenGL 拡張関数のアドレスを返します。
構文
PROC wglGetProcAddress(
LPCSTR unnamedParam1
);
パラメーター
unnamedParam1
拡張関数の名前である null で終わる文字列を指します。 拡張関数の名前は、OpenGL によって実装される対応する関数と同じである必要があります。
戻り値
関数が成功すると、戻り値は拡張関数のアドレスになります。
現在のレンダリング コンテキストが存在しない場合、または関数が失敗した場合、戻り値は NULL になります。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
OpenGL ライブラリでは、その関数の複数の実装がサポートされています。 1 つのレンダリング コンテキストでサポートされる拡張関数は、必ずしも別のレンダリング コンテキストで使用できるとは限りません。 したがって、アプリケーション内の特定のレンダリング コンテキストでは、 wglGetProcAddress 関数によって返される関数アドレスのみを使用します。
lpszProc が指す拡張関数のスペルと大文字と小文字は、OpenGL でサポートおよび実装される関数と同じである必要があります。 拡張関数は OpenGL によってエクスポートされないため、 wglGetProcAddress を使用してベンダー固有の拡張関数のアドレスを取得する必要があります。
拡張関数のアドレスは、ピクセル形式ごとに一意です。 指定されたピクセル形式のすべてのレンダリング コンテキストは、同じ拡張関数アドレスを共有します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | wingdi.h |
Library | Opengl32.lib |
[DLL] | Opengl32.dll |