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QOS 構造体 (winsock2.h)

QOS 構造は、QOS 対応アプリケーションが特定のフローで送受信されるトラフィックのサービス品質パラメーターを指定できる手段を提供します。

構文

typedef struct _QualityOfService {
  FLOWSPEC SendingFlowspec;
  FLOWSPEC ReceivingFlowspec;
  WSABUF   ProviderSpecific;
} QOS, *LPQOS;

メンバー

SendingFlowspec

特定のフローの送信方向の QOS パラメーターを指定します。 SendingFlowspec は FLOWSPEC 構造体の形式で送信されます。

ReceivingFlowspec

特定のフローの受信方向の QOS パラメーターを指定します。 ReceivingFlowspec は FLOWSPEC 構造体の形式で送信されます。

ProviderSpecific

特定のフローの RSVP SP にプロバイダー固有のサービス品質パラメーターを追加できる WSABUF 型の構造体へのポインター。

解説

ほとんどのアプリケーションは、 ProviderSpecific バッファーを使用せずに、サービスの品質要件を満たすことができます。 ただし、アプリケーションが標準の Windows 2000 QOS パラメーターで使用できない情報を提供する必要がある場合、ProviderSpecific バッファーを使用すると、アプリケーションは RSVP やトラフィック制御用の追加パラメーターを提供できます。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
Header winsock2.h

関連項目

FLOWSPEC

ProviderSpecific Buffer