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WLAN_RAW_DATA 構造体 (wlanapi.h)

WLAN_RAW_DATA構造体には、一部のネイティブ Wifi 関数で使用される BLOB の形式の生データが含まれています。

構文

typedef struct _WLAN_RAW_DATA {
  DWORD dwDataSize;
#if ...
  BYTE  *DataBlob[];
#else
  BYTE  DataBlob[1];
#endif
} WLAN_RAW_DATA, *PWLAN_RAW_DATA;

メンバー

dwDataSize

DataBlob メンバーのサイズ (バイト単位)。 dwDataSize の最大値は、WLAN_RAW_DATA構造体に格納されているデータの種類によって制限される場合があります。

DataBlob[*]

データ BLOB。

DataBlob[1]

データ BLOB。

解説

WLAN_RAW_DATA構造は、一部のネイティブ Wifi 関数で使用されるデータ エントリを保持するために使用される生データ構造です。 データ構造は、任意の種類のデータを含むことができる一般化された BLOB の形式です。

WlanScan 関数は、WLAN_RAW_DATA構造を使用します。 WlanScan 関数に渡される pIeData パラメーターは、プローブ要求に含める情報要素を含めるために現在使用されているWLAN_RAW_DATA構造体を指します。 WlanScan 関数に渡されるこのWLAN_RAW_DATA構造には、近接サービス探索 (PSD) 情報要素 (IE) データ エントリを含めることができます。

WLAN_RAW_DATA構造体を使用して PSD IE を格納する場合、Wlanapi.h ヘッダー ファイルで定義されているDOT11_PSD_IE_MAX_DATA_SIZE定数は dwDataSize メンバーの最大値になります。

定数 説明
DOT11_PSD_IE_MAX_DATA_SIZE 240 PSD IE データ エントリの最大データ サイズ (バイト単位)。
 

IE の形式の説明など、PSD IEs の詳細については、 WlanSetPsdIEDataList 関数を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
Header wlanapi.h (Wlanapi.h を含む)

関連項目

WLAN_RAW_DATA_LIST

WlanScan

WlanSetPsdIEDataList