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サービスアプリケーションとしてのCOM+サーバーアプリケーションの構成

COM+サーバーアプリケーションは、システムの起動時に自動的に開始するか、アクティブ化によって手動で開始するサービスとして作成できます。 サービスの開始に失敗した場合、エラー処理のオプションでエラーの重大度を指定し、実行するアクションを決定します。 ローカルシステムアカウントとして実行するようにサービスを構成するオプションや、COM+サーバーアプリケーションを実行する特定のユーザーアカウントを割り当てるオプションも使用できます。 依存関係は、コンポーネントサービスを使用してコンピューターに登録されているサービスの一覧から選択することもできます。 これにより、このサービスを開始する前に実行する必要があるサービスが決まります。

COM+アプリケーションをサービスとして実行するように構成するには

  1. コンポーネントサービス管理ツールのコンソールツリーで、サービスとして実行するCOM+サーバーアプリケーションを見つけます。

  2. COM+サーバーアプリケーションを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

  3. [プロパティ]ダイアログボックスで、[アクティブ化]タブをクリックします。

  4. [アクティブ化のタイプ]ボックスで、[NTサービスとしてアプリケーションを実行]のチェックボックスをオンにします。

    メモ

    [NTサービスとしてアプリケーションを実行]チェックボックスは、サーバーアプリケーションに対してのみ有効化され、ライブラリアプリケーションに対しては無効です。

     

  5. [新しいサービスの設定]ボタンをクリックします。

  6. [サービス名]ダイアログボックスの[スタートアップのタイプ]ボックスで、[自動]または[手動を選択します。

  7. (省略可能)個々のエラーに対し実行するアクションを指定するには、[エラー処理]ボックスで[無視]、[通常]、[重大]、[クリティカル]を選択します。 各オプションに関連する動作は次のとおりです。

    1. 無視。 スタートアッププログラムはエラーをログに記録しますが、スタートアップ操作を続行します。
    2. 通常。 エラーがログに記録され、メッセージボックスが表示され、スタートアッププログラムはスタートアップ操作を続行します。
    3. 重大。 エラーがログに記録され、システムは前回正常起動時の構成で再起動されます。 エラーがログに記録されたときに起動されているのが前回正常起動時の構成である場合、スタートアップ操作は続行されます。
    4. クリティカル。 エラーがログに記録され、システムは前回正常起動時の構成で再起動されます。 エラーがログに記録されたときに起動されているのが前回正常起動時の構成である場合、スタートアップ操作は失敗します。
  8. (省略可能)他のサービスを依存として設定するには、[依存関係]ボックスのリストから依存サービスを選択します。

  9. (省略可能)サービスにデスクトップとのやり取りを許可する必要があることを示すには、[サービスにデスクトップとのやり取りを許可]チェックボックスをオンにします。

  10. [作成]をクリックします。

  11. (省略可能)サービスをユーザーアカウントに割り当てるには、次の手順を実行します。

    1. [ID]タブで、[このユーザー]を選択します。
    2. ユーザーを選択するには、[ユーザー]ボックスにユーザー名を入力するか、[参照]ボタンをクリックします。
    3. 当該のユーザーアカウントのパスワードを、[パスワード]ボックスに入力します。
    4. 同じパスワードを[パスワードの確認]ボックスに入力します。