トランザクションへのリソースの参加

リソースが割り当てられた後、リソースをリソース ディスペンサーに返す直前に、ディスペンサー マネージャーは COM+ をチェックして、呼び出し元オブジェクトがトランザクション内で実行されているかどうかを確認します。 呼び出し元オブジェクトがトランザクション内で実行されている場合、ディスペンサー マネージャーはリソース ディスペンサーを呼び出し、トランザクションにリソースを参加させるよう要求します。 その後、リソースがリソース ディスペンサーに返され、呼び出し元インスタンスに返されます。

リソース ディスペンサーは、分散トランザクション コーディネーター (DTC) を使って OLE トランザクションに参加できる必要があります。

Note

リソース ディスペンサーが、メモリやスレッドなどの非トランザクション リソースを分配する場合、トランザクション参加は省略可能です。

 

トランザクションが完了すると、COM+ は、コミットされたか中止されたかをディスペンサー マネージャーに通知します。 その後、ディスペンサー マネージャーは、このトランザクションに参加済みのリソースを一般的なインベントリに移動可能になったことを各リソース ディスペンサーの所有者に通知します。

COM+ リソース ディスペンサーの概念

COM+ リソース ディスペンサーで使用可能なプールされたリソースの状態

リソース ディスペンサー リソース割り当てプロセス