オブジェクトの統計情報の監視
アプリケーションの実行時にオブジェクト統計を監視できます。 これにより、オブジェクト プールの特性を微調整して、必要なパフォーマンスとリソースのバランスを実現できます。
オブジェクト統計とイベント レポートをサポートするよう構成されているオブジェクトの状態を監視できます。 オブジェクト統計を有効にすると、パフォーマンスのオーバーヘッドがごくわずかになります。
オブジェクト統計を有効にするには
コンポーネント サービス管理ツールの詳細ウィンドウで、構成するコンポーネントを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
コンポーネントのプロパティ ダイアログ ボックスで、[アクティブ化] タブをクリックします。
コンポーネントのオブジェクト統計を有効にするには、[アクティブ化のコンテキスト] で [コンポーネント サポート イベントと統計情報] チェック ボックスをオンにします。
オブジェクトの状態を監視するには
コンポーネント サービス管理ツールのコンソール ツリーで、監視するコンポーネントを含むアプリケーションのフォルダーを開きます。
[コンポーネント] フォルダーを右クリックし、[表示] をポイントして、[ステータス ビュー] をクリックします。 詳細ウィンドウに、アプリケーション内のすべてのコンポーネントの状態ビューが表示されるようになりました。 次の表では、状態ビューの 6 つの列について説明します。
Column 説明 ProgID 特定のコンポーネントを識別します。 オブジェクト クライアント参照によって現在保持されているオブジェクトの数を表示します。 アクティブ化済み 現在アクティブ化されているオブジェクトの数を表示します。 プールされた プールによって作成されたオブジェクトの合計数 (使用中のオブジェクトや非アクティブ化されたオブジェクトを含む) を表示します。 呼び出し時 呼び出し時にオブジェクトを識別します。 呼び出し時間 (ミリ秒) 過去 20 秒間 (最大 20 回の呼び出し) に行われたメソッド呼び出しの平均呼び出し時間 (ミリ秒) を表示します。 呼び出し時間はオブジェクトで測定されます。ネットワークの走査に使用される時間は含まれません。