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更新リージョン

更新領域は、古い、または無効であり、再描画が必要なウィンドウの部分を識別します。 システムは、更新リージョンを使用して、アプリケーション のWM_PAINT メッセージを生成し、アプリケーションがウィンドウの内容を最新の状態に保つ時間を最小限に抑えます。 システムは、ウィンドウの無効な部分のみを更新領域に追加し、その部分のみを描画する必要があります。

ウィンドウを更新する必要があるとシステムが判断すると、更新領域のディメンションがウィンドウの無効な部分に設定されます。 更新領域を設定しても、アプリケーションがすぐに描画されるわけではありません。 代わりに、メッセージが残らなくなるまで、アプリケーションはアプリケーション メッセージ キューからメッセージを取得し続けます。 その後、システムは更新領域をチェックし、領域が空でない場合 (NULL 以外)、ウィンドウ プロシージャに WM_PAINT メッセージを送信します。

アプリケーションは、更新リージョンを使用して WM_PAINT メッセージを生成できます。 たとえば、開いているファイルからデータを読み込むアプリケーションでは、通常、読み込み中に更新領域が設定され、次の WM_PAINT メッセージの処理中に新しいデータが描画されます。 一般に、アプリケーションはデータが変更された時点で描画するのではなく、すべての描画操作を WM_PAINT メッセージにルーティングする必要があります。