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コーデック MFT の構成

このトピックでは、コーデックの MFT を構成するプロセスについて説明します。 各コーデックには特定の手順がありますが、すべてに共通する情報については、ここで説明します。

MFT 入力と出力の構成

すべての MFT では、特定の入力と出力の種類がサポートされます。 サポートされている入力型を取得するには 、IMFTransform::GetInputAvailableType を繰り返し呼び出し、呼び出しごとに型インデックスをインクリメントします。 適切な型が見つかると、 IMFTransform::SetInputType を呼び出して入力型を設定します。 その後、 IMFTransform::GetOutputAvailableType と IMFTransform::SetOutputType の呼び出しを使用して、出力型のプロセス 繰り返すことができます。 入力の種類を設定した後にのみ、使用可能な出力の種類を照会または設定する必要があります。

エンコード用のコーデック MFT の構成

Windows Media Audio および Video コーデックはすべて、さまざまなエンコード機能をサポートしています。 これらの機能は、通常、 IPropertyStore インターフェイスの メソッドを使用して MFT のプロパティを設定することによって構成されます。 一部のプロパティは、特殊化されたコーデック インターフェイスを使用して構成されます。 これらのインターフェイスは、コーデック オブジェクトに関するセクションでコーデックごとに一覧表示されます。

エンコード MFT を構成するための操作の一般的な順序は次のとおりです。

  1. IPropertyStore のメソッドを使用して、必要に応じてコーデック機能を構成します。
  2. 必要に応じて、コーデック MFT インターフェイスを使用して追加機能を構成します。
  3. 入力と出力の種類を構成します。 種類を構成する順序は、個々のコーデックによって異なります。 詳細については、「 オーディオの操作 」と「 ビデオの操作」を参照してください。

デコード用のコーデック MFT の構成

デコードは、サポートされているデコーダー機能が少ないため、エンコードよりも簡単です。

デコード MFT を構成するための操作の一般的な順序は次のとおりです。

  1. IPropertyStore のメソッドを使用して、必要に応じてデコーダー機能を構成します。
  2. 入力の種類をエンコーダー出力に使用する型に設定します。
  3. 出力の種類を構成します。 サポートされている出力の種類は、入力ごとに異なります。

注意

デコーダー入力には、エンコーダー出力に使用されたものと同じメディアの種類を使用することが重要です。 これは、Windows Media Audio コーデックと Video コーデックでは、追加のデータと共にメディア形式が使用されるためです。 拡張形式データがないと、圧縮されたコンテンツをデコードできません。

 

コーデック MFT の操作