コンポーネントの列挙

Windows Server 2008 R2 または Windows 7 で稼働する Windows インストーラー 5.0 は、コンピューターにインストール済みのすべてのコンポーネントを列挙し、コンポーネントのキー パスを取得できます。 Windows インストーラー 5.0 用に作成されたパッケージは MsiEnumComponentsEx 関数、MsiEnumClientsEx 関数、MsiGetComponentPathEx 関数を使用して、ユーザー アカウントとインストール コンテキスト全体のコンポーネントと製品を検索できます。 MsiEnumComponents 関数、MsiEnumClients 関数、MsiGetComponentPath 関数は、関数を呼び出したユーザー アカウントにインストール済みのコンポーネントと製品に関する情報のみを返します。 コンピューター全体の情報を収集するには、ユーザー アカウントごとに少なくとも 1 回、これらの関数を複数回呼び出す必要があります。

MsiEnumComponentsEx 関数は、インストール済みのコンポーネントを列挙します。 この関数は、呼び出されるたびに 1 つのコンポーネント コードを取得します。 Component オブジェクトは、この関数によってインストール済みのコンポーネントに関する情報を受け取ります。

MsiEnumClientsEx 関数は、指定したインストール済みコンポーネントのクライアントである製品を列挙します。 Client オブジェクトは、この関数によってクライアントに関する情報を受け取ります。

MsiGetComponentPathEx 関数は、インストール済みのコンポーネントへの完全なパスを返します。 コンポーネントのキー パスがレジストリ キーの場合、この関数はレジストリ キーを返します。 ComponentInfo オブジェクトは、この関数によってインストール済みのコンポーネントに関する情報を受け取ります。

Windows インストーラー 4.5 以前: サポートされません。 この機能は、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 で稼働する Windows インストーラー 5.0 以降で使用できます。