FILEADDDEFAULT プロパティ

FILEADDDEFAULT プロパティの値は、既定の構成でインストールされる、コンマで区切られたファイル キーの一覧です。 インストーラーは、リスト内の各ファイル キーについて、そのファイルを制御するコンポーネントを特定し、必要なディスク領域が最も少ない機能をインストールします。 このリスト内のファイル キーは、File テーブルの File 列に存在する必要があります。 機能は、ユーザーが機能のオンデマンド インストールを要求した場合と同じインストール状態でインストールされます。 状態は、Feature テーブルの Attributes 列で機能に対して設定されるビットと、Component テーブルの Attributes 列で機能のコンポーネントに対して設定されるビットによって決まります。

解説

ファイル キー名は大文字と小文字が区別されることに注意してください。 また、コンポーネントの Component テーブルの Attributes 列に SourceOnly ビット フラグが設定されている場合は、そのコンポーネントがソースから実行するようにインストールされることにも注意してください。

インストーラーは常に、次のプロパティを次の順序で評価します。

  1. ADDLOCAL
  2. REMOVE
  3. ADDSOURCE
  4. ADDDEFAULT
  5. REINSTALL
  6. ADVERTISE
  7. COMPADDLOCAL
  8. COMPADDSOURCE
  9. COMPADDDEFAULT
  10. FILEADDLOCAL
  11. FILEADDSOURCE
  12. FILEADDDEFAULT

たとえば、コマンド ラインで ADDLOCAL=ALL, ADDSOURCE = MyFeature と指定された場合は、最初にすべての機能がローカルで実行に設定され、次に MyFeature がソースから実行に設定されます。 コマンド ラインが ADDSOURCE=ALL, ADDLOCAL=MyFeature である場合は、最初に MyFeature が "ローカルで実行" に設定され、次に ADDSOURCE=ALL が評価されたときに、すべての機能 (MyFeature を含む) が "ソースから実行" にリセットされます。

インストーラーは、中断されたインストールを再開するとき、またはコマンド ラインで上記のプロパティのいずれかが指定されたときに、Preselected プロパティの値を "1" に設定します。

必要条件

要件
バージョン
Windows Server 2012、Windows 8、Windows Server 2008 R2、または Windows 7 の Windows インストーラー 5.0。 Windows Server 2008 または Windows Vista の Windows インストーラー 4.0 または Windows インストーラー 4.5。 Windows Server 2003 または Windows XP の Windows インストーラー。 Windows インストーラーのバージョン別に必須となる最小 Windows サービス パックに関する詳細については、Windows インストーラーの実行時の要件に関する記事を参照してください。

関連項目

プロパティ