ICE56
ICE56 は、.msi ファイルのディレクトリ構造に単一のルート ディレクトリがあること、ルートが TARGETDIR プロパティであること、SourceDir プロパティの値が Directory テーブルの DefaultDir 列にあることを検証します。
.msi ファイルに複数のルートがある場合、または TARGETDIR 以外のルートが指定されている場合は、管理インストールで正しい管理イメージが作成されません。
空のディレクトリは ICE56 によってチェックされないことに注意してください。 ディレクトリ構造に複数のルート ディレクトリがあっても、余分なディレクトリが空の場合は、検証に合格します。
結果
.msi に単一のルート TARGETDIR がない場合、または SourceDir が Directory テーブルの DefaultDir 列で指定されていない場合、ICE56 はエラーを報告します。
例
ICE56 は、示されている例に対して次のエラーを報告します。
Directory 'TARGETDIR' has a bad DefaultDir value.
Directory 'Root2' is an invalid root Directory.
ディレクトリ | Directory_Parent | DefaultDir |
---|---|---|
TARGETDIR | Temp | |
Root2 | Root2 | SourceDir |
最初のエラーを修正するには、TARGETDIR ルートに SourceDir の DefaultDir 値が必要です。 SOURCEDIR も受け入れられます。 TARGETDIR を 2 番目のルートの親にして、DefaultDir 列で "." 値を使うことができる場合があります。 詳しくは、「Directory テーブル」をご覧ください。
2 番目のエラーを修正するには、Directory 構造に TARGETDIR という名前のルートが 1 つだけ存在する必要があります。
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