Msitran.exe

Msitran.exe は、MsiDatabaseGenerateTransformMsiCreateTransformSummaryInfo、および MsiDatabaseApplyTransform を使用して、変換ファイルを生成または適用します。

このツールは、Windows インストーラー開発者向けの Windows SDK コンポーネントからのみ入手できます。

構文

変換を生成するには、次の構文を使用します。

msitran -g{base db}{ref db}{transform file name}[{error conditions / validation conditions}]

変換を適用するには、次の構文を使用します。

msitran -a{transform}{database}[{error conditions}]

コマンド ライン オプション

Msitran.exe では、次の大文字と小文字が区別されないコマンド ライン オプションが使用されます。 ダッシュの代わりにスラッシュ区切り記号を使用することもできます。

オプション 説明
-g 変換の生成。
-a 変換の適用。

 

変換を適用する際に、次のエラーを抑制できます。 エラーを抑制するには、{error conditions} 引数に適切な文字を指定します。 -g で指定された条件は変換の概要情報に含まれますが、-a を使用して変換を適用する際には使用されません。 詳細については、「MsiDatabaseApplyTransform」を参照してください。

オプション 抑制されるエラー
a 既存の行を追加します。
b 存在していない行を削除します。
c 既存のテーブルを追加します。
d 存在していないテーブルを削除します。
e 既存の行を変更します。
f コードページを変更します。

 

次の検証条件を使用して、変換をいつパッケージに適用するかを指定できます。 これらの条件は -g で指定できますが、-a では指定できません。

オプション 検証条件
G アップグレード コードを確認します。
l 言語を確認します。
p プラットフォームを確認します。
r 製品を確認します。
s メジャー バージョンのみ確認します。
t メジャー バージョンとマイナー バージョンのみ確認します。
u メジャー バージョン、マイナー バージョン、アップグレード バージョンを確認します。
v 適用されるデータベースのバージョン < ベース データベースのバージョン。
適用されるデータベースのバージョン <= ベース データベースのバージョン。
x 適用されるデータベースのバージョン = ベース データベースのバージョン。
y 適用されるデータベースのバージョン >= ベース データベースのバージョン。
z 適用されるデータベースのバージョン > ベース データベースのバージョン。

 

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