PROMPTROLLBACKCOST プロパティ
PROMPTROLLBACKCOST プロパティは、ロールバック インストール機能が有効で、インストールを完了するためのディスク領域が不足している場合にインストーラーが実行するアクションを指定します。
PROMPTROLLBACKCOST に指定できる値は次のとおりです。
値 | アクション |
---|---|
P | ロールバックせずに続行するかどうかを確認するダイアログ ボックスを表示します。 |
D | ロールバックを無効にし、ユーザーに確認せずに続行します。 |
F | 失敗し、ディスク領域不足エラーのプロンプトが表示されます。 |
解説
ユーザー インターフェイスを基本レベルまたは UI なし レベルで実行する場合、インストーラーではすべてのディスク領域不足ロジックを自動的に処理します。
ユーザー インターフェイスがフル レベルで実行されている場合、ロールバックを続行する前にプロンプトを表示する、ロールバックを無効にする、ディスクがいっぱいになったときにロールバックせずに続行するなどの追加オプションを、ユーザーに与えることができます。 ユーザーに適切な選択肢をもたらすダイアログ ボックス シーケンスの作成は、パッケージ開発者に任されています。 このために使用できる要素は、EnableRollback ControlEvent、OutOfDiskSpace プロパティ、OutOfNoRbDiskSpace プロパティ、PROMPTROLLBACKCOST プロパティです。
必要条件
要件 | 値 |
---|---|
バージョン |
Windows Server 2012、Windows 8、Windows Server 2008 R2、または Windows 7 の Windows インストーラー 5.0。 Windows Server 2008 または Windows Vista の Windows インストーラー 4.0 または Windows インストーラー 4.5。 Windows Server 2003 または Windows XP の Windows インストーラー。 Windows インストーラーのバージョン別に必須となる最小 Windows サービス パックに関する詳細については、Windows インストーラーの実行時の要件に関する記事を参照してください。 |
関連項目