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Windows XP での Teredo の使用

Advanced Networking Pack、Windows XP with Service Pack 2 (SP2)、Windows Server 2003 (Service Pack 1 (SP1)、または Windows Server 2003 Service Pack 2 (SP2) で Windows XP を実行しているコンピューターで Teredo クライアントまたはホスト固有のリレーを使用するには、アプリケーション開発者が次の操作を行う必要があります。

  • IPv4 と IPv6 の両方をサポートする新しい Windows ソケット 2 プログラミング要素 (関数と構造体) を使用して、アプリケーションが IPv6 と互換性があることを確認します。 詳細については、「 Windows ソケット アプリケーションの IPv6 ガイド」を参照してください。
  • IPV6_PROTECTION_LEVEL Windows ソケット ソケット オプションを PROTECTION_LEVEL_UNRESTRICTED レベルに設定して、アプリケーションで Teredo の使用を有効にします。 詳細については、「 IPV6_PROTECTION_LEVELの使用」を参照してください。 このオプションは、System.Net.Sockets .NET Framework クラスを使用して設定することもできます。
  • Windows ファイアウォールの例外を作成して、未承諾の着信 Teredo トラフィックを許可します。 Windows ファイアウォール API を使用して、Teredo トラフィックに割り当てられた UDP ポートのポート例外を作成します。 Teredo に必要なセキュリティとトラフィックに関する考慮事項の詳細と例については、「 Teredo の使用」を参照してください。

アプリケーションの実行時に Teredo を使用できるようにするには、アプリケーション開発者は、アプリケーションのインストール プロセス中に次の操作を行う必要があります。

  • netsh インターフェイス ipv6 install コマンドを使用して IPv6 をインストール します。 Windows ファイアウォールは、IPv4 トラフィックと同じ方法で、ユーザーのコンピューターを未承諾の受信 IPv6 トラフィックから保護します。
  • netsh インターフェイス ipv6 set teredo クライアント コマンドを使用して Teredo を有効にします。

必要に応じて、アプリケーションを実行するたびに IPv6 がインストールされているかどうかをテストし、IPv6 をインストールし、必要に応じて Teredo を有効にすることができます。 また、IPv6 がインストールされていること、および Teredo が有効になっていることをユーザーに通知する必要があります。