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Wia.Create メソッド

Wia オブジェクトの Create メソッドは、指定した Windows イメージ取得 (WIA) デバイスに接続し、デバイスを表す Item オブジェクトを返します。

構文

retVal = Wia.Create(
  Device
)

パラメーター

デバイス [入力]

型: VARIANT*

接続先の WIA デバイスを指定します。

戻り値

種類: IWiaDispatchItem

成功した場合、このメソッドは、WIA ハードウェア デバイス (ルート項目) を表す Item オブジェクトを返します。

解説

Device パラメーターは、オブジェクト自体、コレクション オブジェクトからのインデックス、またはその Id プロパティの値を渡すことによって、DeviceInfo オブジェクトを指定します。 [Nothing] を渡すと、ユーザーがデバイスを選択できるダイアログ ボックスが表示されます。

次の VBScript の例では、 Create メソッドの使用方法を示します。

最初の例では、 DeviceInfo オブジェクトを Create メソッドに渡します。 オブジェクトの Id プロパティを渡すと、まったく同じ動作が発生します。

<SCRIPT LANGUAGE="VBScript">
Dim objWia
Dim objDeviceInfoCollection
Dim objDeviceInfo
Dim objItem
 
Set objWIA = CreateObject("Wia.Script")
 
Set objDeviceInfoCollection = objWia.Devices
 
For Each objDeviceInfo In objDeviceInfoCollection
    Set objItem = objWia.Create(objDeviceInfo)
Next
</SCRIPT>

次の例では、呼び出し元のアプリケーションは、コレクション内の DeviceInfo オブジェクトのインデックスを Create メソッドに渡します。

<SCRIPT LANGUAGE = "VBScript">
Dim objWia
Dim objDeviceInfoCollection
Dim objItem
 
Set objWia = CreateObject("Wia.Script")
 
Set objDeviceInfoCollection = objWia.Devices
 
For i = 0 To objDeviceInfoCollection.Count-1
    Set objItem = objWia.Create(i)
Next
</SCRIPT>

次の例では、Create メソッドに Nothing を渡して、ユーザーがデバイスを選択できるようにするダイアログ ボックスを表示します。

<SCRIPT LANGUAGE = "VBScript">
Dim objWia
Dim objItem
 
Set objWia = objWia.Create(Nothing)
</SCRIPT>

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows 2000 Professional、Windows XP [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ]
[DLL]
Wiascr.dll (バージョン 4.90 以降)