次の方法で共有


MultipleView コントロール パターン

プロパティとメソッドに関する情報など、 IMultipleViewProvider を実装するためのガイドラインと規則について説明します。 その他のリファレンスへのリンクは、トピックの最後に記載します。 MultipleView コントロール パターンは、同じ情報または同じ子コントロールのセットの複数の表現を提供し、切り替えることができるコントロールをサポートするために使用されます。

複数のビューを表示できるコントロールの例としては、リスト ビュー (コンテンツをサムネイル、タイル、アイコン、または詳細として表示できる)、Microsoft Excel グラフ (円グラフ、線、横棒、数式付きのセル値)、Microsoft Word ドキュメント (標準、Web レイアウト、印刷レイアウト、閲覧レイアウト、アウトライン)、Microsoft Outlook カレンダー (年、月、週、日)、Microsoft Windows メディア プレーヤー スキンなどがあります。 サポートされるビューはコントロールの開発者によって決定され、各コントロールに固有です。

このトピックは、次のセクションで構成されています。

実装のガイドラインと規則

MultipleView コントロール パターンを実装する場合は、次のガイドラインと規則に注意してください。

  • IMultipleViewProvider は、現在のビューを提供するコントロールと異なる場合は、現在のビューを管理するコンテナーにも実装する必要があります。 たとえば、Windows エクスプローラーには現在のフォルダー コンテンツのリスト コントロールが含まれていますが、コントロールのビューは Windows エクスプローラー アプリケーションから管理されます。
  • 自身のコンテンツを並べ替えることができるコントロールは、複数のビューをサポートしているとは見なされません。
  • ビューのコレクションは、インスタンス間で同じである必要があります。
  • ビュー名は、テキスト読み上げ、点字、およびその他の人間が判読できるアプリケーションでの使用に適している必要があります。

IMultipleViewProvider に必要なメンバー

IMultipleViewProvider インターフェイスの実装には、次のプロパティとメソッドが必要です。

必須メンバー メンバーの型 メモ
CurrentView プロパティ なし
GetSupportedViews 方法 なし
GetViewName 方法 なし
SetCurrentView 方法 なし

 

このコントロール パターンには、関連するイベントがありません。

コントロールの種類とそのサポートされているコントロール パターン

UI オートメーション コントロール パターンの概要

UI オートメーション ツリーの概要

ExpandCollapse コントロール パターン