Share via


複数のトランスポート プロトコルへの同時アクセス

アプリケーションからアクセスできるようにするには、トランスポート プロトコルをシステムに適切にインストールし、Windows ソケットに登録する必要があります。 Ws2_32.dll ライブラリは、登録プロセスを容易にするために一連の関数をエクスポートします。 これには、新しい登録の作成と既存の登録の削除が含まれます。

新しい登録が作成されると、呼び出し元 (つまり、スタック ベンダーのインストール スクリプト) は、プロトコルに関する完全な情報セットを含む 1 つ以上の WSAPROTOCOL_INFO 構造体を提供します。 詳細については、「 Windows Sockets 2 SPI」を参照してください。 この方法でインストールされたトランスポート スタックは、Windows ソケット サービス プロバイダーと呼ばれます。

Windows XP Service Pack 2 (SP2)、Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1)、および Windows Vista 以降。 インストールされているトランスポート プロバイダーと名前空間プロバイダーの一覧を含む Winsock カタログは、次のコマンドを使用してコマンド プロンプトに表示できます。

netsh winsock show catalog

Microsoft Windows Software Development Kit (SDK) には Sporder.exeが含まれています。これにより、ユーザーはサービス プロバイダーを列挙する順序を表示および変更できます。 Sporder.exeを使用すると、ユーザーは、特定の TCP/IP プロトコル スタックを既定の TCP/IP プロバイダーとして手動で確立できます (このようなスタックが複数存在する場合)。

Sporder.exe アプリケーションは、Sporder.dllからエクスポートされた関数を使用してサービス プロバイダーの順序を変更します。 その結果、インストール アプリケーションは、 Sporder.dll によって提供されるインターフェイスを使用して、サービス プロバイダーをプログラムで並べ替えることができます。