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ContentProviders の概要

"Android オペレーティング システムでは、コンテンツ プロバイダーを使用して、メディア ファイル、連絡先、予定表情報などの共有データへのアクセスを容易にします。 この記事では、ContentProvider クラスについて説明し、その使用方法の例を 2 つ示します。"

コンテンツ プロバイダーの概要

ContentProvider は、データ リポジトリをカプセル化し、そこにアクセスするための API を提供します。 プロバイダーは、Android アプリケーションの一部として存在します。これは通常、データを表示または管理するための UI も提供します。 コンテンツ プロバイダーを使用する主な利点は、プロバイダー クライアント オブジェクト (ContentResolver) を使用して、カプセル化されたデータに他のアプリケーションが簡単にアクセスできることです。 また、コンテンツ プロバイダーおよびコンテンツ リゾルバーでは、簡単にビルドして使用できるデータ アクセスのための一貫したアプリケーション間 API も提供します。 アプリケーションでは、ContentProviders を使用して内部でデータを管理したり、他のアプリケーションに公開したりすることもできます。

また、ContentProvider は、アプリケーションでカスタムの検索候補を提供するため、または、複雑なデータをアプリケーションからコピーして他のアプリケーションに貼り付ける機能を提供する場合にも必要です。 このドキュメントでは、Xamarin Android で ContentProviders にアクセスしてビルドする方法について示します。

このセクションの構成は次のとおりです。

  • しくみ - ContentProvider の設計目的と動作方法の概要。

  • コンテンツ プロバイダーの使用 - 連絡先リストにアクセスする例。

  • ContentProvider を使用してデータを共有 - 同じアプリケーションでの ContentProvider の作成と使用。

ContentProviders およびデータを操作するカーソルは、ListViews を作成するために使用されることがよくあります。 これらのクラスの詳細情報と使用方法については、ListViews と Adapters のガイドに関するページを参照してください。

Android (または他のアプリケーション) によって公開されている ContentProviders では、アプリケーションの他のソースからのデータを簡単に含めることができます。 これらを使用すると、アプリケーション内から連絡先リスト、写真、またはカレンダー イベントなどのデータにアクセスして表示し、ユーザーがそのデータを操作できるようになります。

カスタムの ContentProviders は、独自のアプリ内で使用したり、他のアプリケーションで使用したりする (カスタム検索やコピーまたは貼り付けなどの特別な用途を含む) ために、データをパッケージ化するのに便利な方法です。

このセクションのトピックでは、ContentProvider コードの使用と作成のシンプルな例をいくつか示します。